2023年11月に開催された日本野球規則委員会において、タイブレーク制が公認野球規則に記載されると報じられ話題になりました。
そこでこの記事では、2024年プロ野球の延長は何回までのルールなのか、タイブレークは導入されるのかについて紹介していきます。
【2024プロ野球】延長のルールは何回まで?
2024年のプロ野球において、延長は最大12回までとなっています。
コロナ禍において「特例〇〇」と特別ルールがあった影響で、2019年は延長なし、2020年は延長10回までとなっていましたが、2022年から延長12回に戻りました。
ロースター枠の特別ルールに関しては、2024年も継続中。詳細はこちらの記事からご確認いただけます。
【2024プロ野球】タイブレークの導入は?
「タイブレーク制が公認野球規則に記載」と報じられ、プロ野球にも導入されるのでは?とも言われていますが、2024年4月現在、日本プロ野球で導入されていません。
タイブレークとは?
タイブレークとは、簡単に言うと「延長戦を無死二塁から開始する」というもの。
二塁にランナーを置いた状態で始まるため、言わずもがな点が入りやすくなって、早いイニングで決着が着きやすくなります。
それにより、試合の時間短縮が図れるというのがタイブレーク導入のメリットとなります。
一方で、従来の延長戦と比較すると最初から二塁にランナーがいるので、インチキをしているような違和感を感じやすく、タイブレーク反対派が出やすいのがデメリットと言えるかもしれません。
MLBでは以前からタイブレークが導入されている
従来、MLBではレギュラーシーズンであっても延長回数無制限で、決着が着くまで試合をやっていました。
MLBでは引き分けはなく、必ず白黒ハッキリつけます。
しかしながら、コロナ禍での試合運営を安全に進めるため、主に試合時間の短縮を目的に2020年からタイブレーク制を導入。
コロナ禍が終わったら、MLB機構が試合運営方針を試合時間の短縮の方向に舵を切ったこともあり、タイブレーク制を永続的に継続することが決定されました。
この流れで言うと、いずれはNPBでもタイブレーク制の導入は来るかもしれませんが、2024年の導入はありません。
【参考】プロ野球の延長回数の変遷
ここでは直近10年間の日本プロ野球の延長回数の変遷を紹介します。
日本では長らく延長12回制が採用されていましたが、2020年と21年はコロナ禍の特別ルールでそれぞれ延長10回までと延長なしに短縮されました。
年度 | 延長回数 |
---|---|
2024 | 12 |
2023 | 12 |
2022 | 12 |
2021 | なし |
2020 | 10 |
2019 | 12 |
2018 | 12 |
2017 | 12 |
2016 | 12 |
2015 | 12 |
2014 | 12 |