走攻守揃った名二塁手だった井口資仁氏。
現役引退後すぐにロッテの監督に就任し、5年間監督を務めた後、2022年オフに退任しました。
この記事では、井口氏の現役時代の年俸推移と年度別成績、監督としての年俸や現在の年収について紹介していきます。
井口資仁の現役時代の年俸推移と年度別成績【ダイエー/メジャー/ロッテ】
井口資仁氏の現役時代の年俸推移と年度別成績がこちら。
年度(満年齢) | チーム | 年俸(日本円) | 打撃成績 | 追記事項 |
---|---|---|---|---|
1997(23歳) | ダイエー | 1300万円 | 76試 率.203 8本 23点 3盗 OPS.673 | 契約金1億円 |
1998(24歳) | ダイエー | 1500万円 | 135試 率.221 21本 66点 12盗 OPS.712 | – |
1999(25歳) | ダイエー | 3300万円 | 116試 率.224 14本 47点 14盗 OPS.694 | – |
2000(26歳) | ダイエー | 4000万円 | 54試 率.247 7本 23点 5盗 OPS.774 | – |
2001(27歳) | ダイエー | 4100万円 | 140試 率.261 30本 97点 44盗 OPS.821 | – |
2002(28歳) | ダイエー | 1億円 | 114試 率.259 18本 53点 21盗 OPS.740 | – |
2003(29歳) | ダイエー | 8000万円 | 135試 率.340 27本 109点 42盗 OPS1.011 | – |
2004(30歳) | ダイエー | 2億4000万円 | 124試 率.333 24本 89点 18盗 OPS.943 | – |
2005(31歳) | CWS | 2億7600万円 | 135試 率.278 15本 71点 15盗 OPS.780 | 2年契約1年目 |
2006(32歳) | CWS | 2億8800万円 | 138試 率.281 18本 67点 11盗 OPS.774 | 2年契約2年目 |
2007(33歳) | CWS PHI | 3億9000万円 | 135試 率.267 9本 43点 14盗 OPS.747 | 契約延長オプション行使 |
2008(34歳) | SD PHI | 4億6200万円 | 85試 率.232 2本 24点 8盗 OPS.598 | – |
2009(35歳) | ロッテ | 1億8000万円 | 123試 率.281 19本 65点 4盗 OPS.866 | 3年契約1年目 |
2010(36歳) | ロッテ | 1億8000万円 | 143試 率.294 17本 103点 2盗 OPS.888 | 3年契約2年目 |
2011(37歳) | ロッテ | 1億8000万円 | 140試 率.265 9本 73点 1盗 OPS.737 | 3年契約3年目 |
2012(38歳) | ロッテ | 1億8000万円 | 140試 率.255 11本 60点 3盗 OPS.727 | 2年契約1年目 |
2013(39歳) | ロッテ | 1億8000万円 | 135試 率.297 23本 83点 4盗 OPS.902 | 2年契約2年目 |
2014(40歳) | ロッテ | 1億8000万円 | 109試 率.238 10本 49点 1盗 OPS.715 | 3年契約1年目 |
2015(41歳) | ロッテ | 1億8000万円 | 87試 率.247 6本 28点 1盗 OPS.726 | 3年契約2年目 |
2016(42歳) | ロッテ | 1億8000万円 | 79試 率.257 5本 34点 1盗 OPS.749 | 3年契約3年目 |
2017(43歳) | ロッテ | 1億3500万円 | 65試 率.244 2本 15点 0盗 OPS.690 | – |
- CWS:シカゴ・ホワイトソックス
- PHI:フィラデルフィア・フィリーズ
- SD:サンディエゴ・パドレス
自由契約になりMLB挑戦
1996年ドラフト1位(逆指名)で福岡ダイエーホークスに入団した井口資仁氏。
ダイエーでは入団当初は遊撃手だったものの、2001年に二塁手に転向してから素質が開化。
2003年には二塁手でありながら、キャリアハイの135試合、打率.340、27本塁打、109打点、42盗塁、OPS1.011という異次元の成績を残しました。
この年のオフにはポスティングによるメジャー挑戦が噂されたものの、小久保裕紀選手の無償トレードによる戦力低下により先送りに。
その代わり「オーナーあるいはオーナー代行が辞任した場合は自由契約になれる」旨の覚書を交わしました。
そして実際に2004年オフに高塚オーナー代行が辞任したことで自由契約になり、メジャーリーグへ移籍しました。
自由契約での移籍だと日本の球団に何の見返りもないため、こういった事態を無くすためにポスティング制度が既に確立していたものの、井口選手ほどの実力者を何の見返りもなく放出してしまいました。
ちなみにホークスはこの件を含め、一度もポスティング移籍を認めていない唯一の球団です。
井口資仁の監督としての年俸推移と年度別成績【ロッテ】
井口資仁氏のロッテ監督としての年俸推移と年度別成績がこちら。
年度(満年齢) | 年俸 | 順位 | 成績 | 契約期間 |
---|---|---|---|---|
2018(44歳) | 8000万円 | 5位 | 143試 59勝81敗3分 勝率.421 | 3年契約1年目 |
2019(45歳) | 8000万円 | 4位 | 143試 69勝70敗4分 勝率.496 | 3年契約2年目 |
2020(46歳) | 8000万円 | 2位 | 120試 60勝57敗3分 勝率.513 | 3年契約3年目 |
2021(47歳) | 8000万円 | 2位 | 143試 67勝57敗19分 勝率.540 | 2年契約1年目 |
2022(48歳) | 8000万円 | 5位 | 143試 69勝73敗1分 勝率.486 | 2年契約2年目 |
井口資仁の生涯年俸は?【現役・監督合計】
井口資仁氏の現役・監督時代合わせた生涯年俸は40億5300万円です。
項目 | 年俸額(日本円) |
---|---|
ドラフト契約金 | 1億円 |
選手としての年俸総額 | 35億5300万円 |
監督としての年俸総額 | 4億円 |
生涯年俸 | 40億5300万円 |
井口資仁は現在何してる?年収はいくら?
井口氏は現役引退直後にそのままロッテの監督に就任。
監督を退任した2022年オフ、初めてプロ野球球団に所属せずに仕事することとなりました。
井口氏の現在の活動内容がこちら。
- NHKの野球解説者
- サンケイスポーツの野球評論家
- YouTubeへのゲスト出演
- テレビ出演
井口資仁の現在の年収はいくら?
スポット的にYouTubeのゲスト出演はするものの、基本的には野球解説者をメインに活動されている井口資仁氏。
最近プロ野球中継が減少している影響で解説者の仕事量がなかなか安定しないと言われている中で、一番安定していると言ってもいいNHKの解説者に就任しました。
ギャラも昔は1試合50万円と言われていたのが、現在は10万円以下とも言われています。
テレビ局専属(特にNHK)の解説者は億を稼ぐとも言われています。
NHKで解説を務めていた星野仙一氏は、プロ野球の監督になって年収が3分の1になった(=解説で3億円以上稼いでいた)と語っていました。
星野氏が解説をしていた時とは時代背景が違うため単純比較はできませんが、それでも井口氏のネームバリューからすると、現在でも5000万円~1億円は稼いでいると考えられます。