広島カープは過去に1度、3連覇を達成。
3連覇の時はベテラン・中堅・若手がうまく融合した理想的なメンバーでした。
この記事では、広島カープの3連覇がいつで監督は誰だったのか、スタメンメンバーや先発ローテーションを紹介していきます。
【広島カープ】3連覇はいつ達成した?
広島カープの3連覇は2016~2018年に達成されました。
広島カープの優勝歴は?
カープはこれまでに9度のリーグ優勝、3度の日本一を達成しています。
- 1975年
- 1979年
- 1980年
- 1984年
- 1986年
- 1991年
- 2016年
- 2017年
- 2018年
※太字は日本一
過去の2連覇以上は1979~80年の日本一連覇と2016年~18年のリーグ3連覇の2度です。
【広島カープ】3連覇時の監督は誰?
広島カープが3連覇を達成した時の監督は緒方孝市監督でした。
3連覇を達成した翌年に勝率5割の4位に終わり退任されました。
5年間指揮を執って勝率.568を誇った名将です。
下記YouTubeで監督時代の考え方を熱く語られています。
広島カープの歴代優勝監督は誰?
広島カープの歴代優勝監督の一覧表です。
優勝年度 | 監督名 | 日本一達成 |
---|---|---|
1975 | ジョー・ルーツ→古葉竹識 | × |
1979 | 古葉竹識 | ○ |
1980 | 古葉竹識 | ○ |
1984 | 古葉竹識 | ○ |
1986 | 阿南準郎 | × |
1991 | 山本浩二 | × |
2016 | 緒方孝市 | × |
2017 | 緒方孝市 | × |
2018 | 緒方孝市 | × |
カープの歴史上、最も多く優勝をもたらした監督は古葉竹識監督の4回です。
【広島カープ】3連覇時のスタメンメンバー紹介【野手】
広島カープが3連覇を達成した時の野手のスタメンを年度別に紹介します。
【2016年】広島カープのスタメン
打順 | ポジション | 選手名 | 打撃成績 |
---|---|---|---|
1 | 遊 | 田中広輔 | 143試 率.265 13本 39点 28盗 出.367 OPS.739 |
2 | 二 | 菊池涼介 | 141試 率.315 13本 56点 13盗 出.358 OPS.790 |
3 | 中 | 丸佳浩 | 143試 率.291 20本 90点 23盗 出.389 OPS.870 |
4 | 一 | 新井貴浩 | 132試 率.300 19本 101点 出.372 OPS.857 |
5 | 右 | 鈴木誠也 | 129試 率.335 29本 95点 16盗 出.404 OPS1.015 |
6 | 左 | エルドレット | 95試 率.294 21本 53点 出.362 OPS.900 |
7 | 三 | 安部友裕 | 115試 率.282 6本 33点 7盗 出.327 OPS.756 |
8 | 捕 | 會澤翼 | 83試 率.239 7本 26点 出.301 OPS.682 |
9 | 投 | 投手 | – |
出塁率が高く、機動力もある上位打線が塁に出てクリーンアップが返し、下位打線も気が抜けないという理想的な打線でした。
復活の101打点をあげた新井選手がMVP、この年が鈴木誠也選手のスタメン定着年でもありました。
【2017年】広島カープのスタメン
打順 | ポジション | 選手名 | 打撃成績 |
---|---|---|---|
1 | 遊 | 田中広輔 | 143試 率.290 8本 60点 35盗 出.398 OPS.805 |
2 | 二 | 菊池涼介 | 138試 率.271 14本 56点 8盗 出.311 OPS.716 |
3 | 中 | 丸佳浩 | 143試 率.308 23本 92点 13盗 出.398 OPS.903 |
4 | 右 | 鈴木誠也 | 115試 率.300 26本 90点 16盗 出.389 OPS.936 |
5 | 左 | 松山竜平 | 120試 率.326 14本 77点 出.375 OPS.909 |
6 | 一 | エルドレット | 116試 率.265 27本 78点 出.368 OPS.900 |
7 | 三 | 安部友裕 | 123試 率.310 4本 49点 17盗 出.354 OPS.754 |
8 | 捕 | 會澤翼 | 106試 率.275 6本 35点 出.339 OPS.729 |
9 | 投 | 投手 | – |
2017年は2016年と同様、全体的に高打率、高出塁率で下位打線まで気を抜けない強力打線でした。
田中、松山、安部の3選手がキャリアハイの成績をマーク。
【2018年】広島カープのスタメン
打順 | ポジション | 選手名 | 打撃成績 |
---|---|---|---|
1 | 遊 | 田中広輔 | 143試 率.262 10本 60点 32盗 出.362 OPS.745 |
2 | 二 | 菊池涼介 | 139試 率.233 13本 60点 10盗 出.301 OPS.656 |
3 | 中 | 丸佳浩 | 125試 率.306 39本 97点 10盗 出.468 OPS1.096 |
4 | 右 | 鈴木誠也 | 124試 率.320 30本 94点 4盗 出.438 OPS1.057 |
5 | 一 | 松山竜平 | 124試 率.302 12本 74点 出.368 OPS.834 |
6 | 左 | バティスタ | 99試 率.242 25本 55点 出.308 OPS.854 |
7 | 三 | 西川龍馬 | 107試 率.309 6本 46点 出.364 OPS.814 |
8 | 捕 | 會澤翼 | 106試 率.305 13本 42点 出.401 OPS.893 |
9 | 投 | 投手 | – |
2年連続でMVPに輝いた丸選手と鈴木誠也選手を中心に、この年も強力打線でした。
特に丸選手の出塁率.468は、NPB歴代8位の記録です。
丸選手はこの年FAとなり、2019年から巨人へ移籍することとなります。
【広島カープ】3連覇時の先発ローテーション紹介
広島カープが3連覇を達成した時の先発ローテーションを年度別に紹介します。
【2016年】広島カープの先発ローテーション
投手名 | 成績 |
---|---|
クリス・ジョンソン | 26試 15勝7敗 防2.13 WHIP1.13 |
黒田博樹 | 24試 10勝8敗 防3.09 WHIP1.20 |
野村祐輔 | 25試 16勝3敗 防2.71 WHIP1.15 |
福井優也 | 13試 5勝4敗 防4.34 WHIP1.49 |
岡田明丈 | 18試 4勝3敗1H 防3.02 WHIP1.28 |
九里亜蓮 | 27試 2勝2敗 防4.50 WHIP1.45 |
この年はジョンソン・黒田・野村の3本柱で41勝をあげました。
黒田投手は10勝をあげるなどまだまだ余力を残していましたが、2016年をもって引退。
バリバリのメジャーリーガーだったにもかかわらずカープに復帰して優勝に貢献したレジェンドでした。
【2017年】広島カープの先発ローテーション
投手名 | 成績 |
---|---|
クリス・ジョンソン | 13試 6勝3敗 防4.01 WHIP1.36 |
野村祐輔 | 25試 9勝5敗 防2.78 WHIP1.22 |
大瀬良大地 | 24試 10勝2敗 防3.65 WHIP1.28 |
九里亜蓮 | 35試 9勝5敗2H 防3.64 WHIP1.33 |
中村祐太 | 15試 5勝4敗 防3.74 WHIP1.26 |
薮田和樹 | 38試 15勝3敗 防2.58 WHIP1.19 |
岡田明丈 | 24試 12勝5敗 防4.00 WHIP1.39 |
黒田投手が抜けた2017年は、エースのジョンソン投手が長期離脱でピンチとなりました。
そんな中で、大瀬良・薮田・岡田の若手投手が2ケタ勝利をあげ、若手が多く台頭した年でした。
【2018年】広島カープの先発ローテーション
投手名 | 成績 |
---|---|
野村祐輔 | 20試 7勝6敗 防4.22 WHIP1.39 |
クリス・ジョンソン | 24試 11勝5敗 防3.11 WHIP1.28 |
大瀬良大地 | 27試 15勝7敗 防2.62 WHIP1.01 |
九里亜蓮 | 24試 8勝4敗 防4.26 WHIP1.41 |
岡田明丈 | 26試 8勝7敗 防5.09 WHIP1.44 |
薮田和樹 | 9試 2勝1敗 防5.74 WHIP2.25 |
2018年は大瀬良投手が最多勝を獲得して完全に独り立ちし、ジョンソン投手が2ケタ勝利をあげて復活。
一方で、野村・岡田・薮田の3投手が前年ほどの輝きを見せられなかった年でもありました。
【広島カープ】3連覇はいつ?監督は誰?スタメンメンバーや先発ローテを紹介!【まとめ】
この記事では、広島カープの3連覇がいつで監督は誰だったのか、スタメンメンバーや先発ローテーションを紹介しました。
広島カープの3連覇は2016~2018年に達成されました。
その時の監督は緒方孝市監督で、強力打線とジョンソン・野村・大瀬良を軸とする先発陣が3連覇の原動力となりました。