MLBを代表するピッチャー、ヤンキースのゲリット・コール投手。
大学時代は元DeNAのトレバー・バウアー投手とチームメイトだったことでも有名です。
この記事では、ゲリット・コール投手の2024年の年俸額や過去の年俸推移、現在の契約やこれまでに稼いだ総年俸額について紹介していきます。
ゲリット・コールの2024年の年俸額は?【ヤンキース】
ゲリット・コール投手の2024年の年俸額は3600万ドル(43億2000万円:1ドル120円換算)です。
2023年のコール投手は33先発で15勝4敗、防御率2.63、WHIP0.98の成績。サイヤング賞を受賞する大活躍でした。
2024年は9年契約の5年目で、年俸は据え置きの3600万ドルとなっています。
9年契約の内容は後述。
ゲリット・コールの2023年の年俸額は?
ゲリット・コール投手の2023年の年俸額は3600万ドル(43億2000万円:1ドル120円換算)です。
【2023年】ゲリット・コールは年俸ランキングで何位?
MLB全体 | 6位 |
ニューヨーク・ヤンキース | 2位 |
先発投手 | 3位 |
ゲリット・コール投手の年俸ランキングはMLB全体で6位。
先発投手の中ではシャーザー、バーランダーの両ベテランに次ぐ3位で、ヤンキースのチーム内においてはジャッジ選手に次ぐ2位です。
ゲリット・コールの年俸推移と年度別成績【ヤンキース他】
ゲリット・コール投手の年俸推移と年度別成績がこちら。
年度(満年齢) | 所属 | 年俸(ドル) | 年俸(日本円) | 成績 | 特記事項 |
---|---|---|---|---|---|
2013(23歳) | PIT | $297,213 | 3600万円 | 19試 10勝7敗 防3.22 | 契約金$9,000,000 |
2014(24歳) | PIT | $512,500 | 6200万円 | 22試 11勝5敗 防3.65 | – |
2015(25歳) | PIT | $531,000 | 6400万円 | 32試 19勝8敗 防2.60 | – |
2016(26歳) | PIT | $548,000 | 6600万円 | 21試 7勝10敗 防3.88 | – |
2017(27歳) | PIT | $3,750,000 | 4億5000万円 | 33試 12勝12敗 防4.26 | – |
2018(28歳) | HOU | $6,750,000 | 8億1000万円 | 32試 15勝5敗 防2.88 | – |
2019(29歳) | HOU | $13,500,000 | 16億2000万円 | 32試 20勝5敗 防2.50 | – |
2020(30歳) | NYY | $13,333,333 | 16億円 | 12試 7勝3敗 防2.84 | 9年契約1年目 |
2021(31歳) | NYY | $36,000,000 | 43億2000万円 | 30試 16勝8敗 防3.23 | 9年契約2年目 |
2022(32歳) | NYY | $36,000,000 | 43億2000万円 | 33試 13勝8敗 防3.50 | 9年契約3年目 |
2023(33歳) | NYY | $36,000,000 | 43億2000万円 | 33試 15勝4敗 防2.63 | 9年契約4年目 |
2024(34歳) | NYY | $36,000,000 | 43億2000万円 | – | 9年契約5年目 |
- PIT:ピッツバーグ・パイレーツ
- HOU:ヒューストン・アストロズ
- NYY:ニューヨーク・ヤンキース
契約金が当時の最高額
高校時代から160キロ近い剛速球を投げていたゲリット・コール投手は、高卒時点でMLBドラフト1位指名を受けました。
その時は大学進学の意思が固くドラフト1位指名を断り、超名門校のUCLAに進学。
この時断られた球団がヤンキースで、後にFAで移籍することになります。
そこでチームメイトになったのが、2023年DeNAに所属しているトレバー・バウアー投手。
バウアー投手とはUCLAで強力な2枚看板を築き、2011年のドラフトでコール投手はパイレーツから全米1位指名、バウアー投手はダイヤモンドバックスから全米3位指名を受けます。
その時のコール投手の契約金が800万ドル+出来高100万ドルで、当時のドラフト契約金最高額でした。
FAでMLBを代表する投手の仲間入り
アストロズへのトレード移籍を挟み、2019年オフにメジャー登録日数が6年に達してFAに。
そこでドラフト1位指名を受けたものの入団を断ったニューヨーク・ヤンキースへ移籍。
契約内容は9年総額3億2400万ドル(1ドル120円換算で約389億円)となり、契約総額において歴代投手最高額となりました。(当時)
ゲリット・コールの現在の契約内容は?【ヤンキース】
コール投手は現在ヤンキースとの9年契約中で、2028年までの契約となっています。
年度(満年齢) | 年俸(ドル) | 年俸(日本円) | 特記事項 |
---|---|---|---|
2020(30歳) | $13,333,333 | 16億円 | 9年契約1年目 |
2021(31歳) | $36,000,000 | 43億2000万円 | 9年契約2年目 |
2022(32歳) | $36,000,000 | 43億2000万円 | 9年契約3年目 |
2023(33歳) | $36,000,000 | 43億2000万円 | 9年契約4年目 |
2024(34歳) | $36,000,000 | 43億2000万円 | 9年契約5年目 オフにオプトアウト可 |
2025(35歳) | $36,000,000 | 43億2000万円 | 9年契約6年目 |
2026(36歳) | $36,000,000 | 43億2000万円 | 9年契約7年目 |
2027(37歳) | $36,000,000 | 43億2000万円 | 9年契約8年目 |
2028(38歳) | $36,000,000 | 43億2000万円 | 9年契約9年目 |
2029(39歳) | $36,000,000 | 43億2000万円 | オプトアウト無効化 |
2024年シーズン終了後に、コール投手側がオプトアウト(契約破棄)してFAになることが可能。
もしコール投手がオプトアウトした場合、ヤンキース側は2029年に3600万ドルの契約を追加することでオプトアウトを無効化することもできます。
23年にサイヤング賞を受賞したコール投手は、4000万ドル以上の年俸をゲットすることも可能な実力の持ち主で、MLB Trade Rumorsによるとオプトアウト権の行使可能性は高いと見られています。
そして、ヤンキース側も引き留めのために1年契約延長してオプトアウトを無効化してくる可能性も高いとされています。
コール投手の代理人は辣腕のスコット・ボラス氏で、今オフの動きに注目する必要がありそうです。
ゲリット・コールの生涯年俸は?
ゲリット・コール投手の生涯年俸は230億6700万円です。
項目 | ドル | 日本円 |
---|---|---|
ドラフト契約金 | $9,000,000 | 10億8000万円 |
総年俸額 | $183,222,046 | 219億8700万円 |
生涯年俸 | $192,222,046 | 230億6700万円 |
ちなみに、現在の9年契約最終年となる2028年まで対象を拡大した場合、ゲリット・コール投手の総年俸額は403億5000万円になります。