2019年に惜しまれつつ引退した、MLBのレジェンド・イチロー氏。
この記事では、イチロー氏は現在をしているのか、また現役時代の年俸推移や生涯年俸額、MLBの年金の受給資格について紹介していきます。
【オリックス/メジャー】イチローの年俸推移【日本円】
オリックスとメジャーで活躍したイチロー氏の年俸推移です。
年度(年齢) | 所属 | 年俸(M=百万) | 特記事項 |
---|---|---|---|
1992(19歳) | オリックス | 430万円 | – |
1993(20歳) | オリックス | 800万円 | – |
1994(21歳) | オリックス | 800万円 | – |
1995(22歳) | オリックス | 8000万円 | – |
1996(23歳) | オリックス | 1.6億円 | – |
1997(24歳) | オリックス | 2.6億円 | – |
1998(25歳) | オリックス | 4.3億円 | – |
1999(26歳) | オリックス | 5億円 | – |
2000(27歳) | オリックス | 5.3億円 | オフにポスティング |
2001(28歳) | SEA | $4M(約4.8億円) | 3年契約1年目 |
2002(29歳) | SEA | $2M(約2.4億円) | 3年契約2年目 |
2003(30歳) | SEA | $3M(約3.6億円) | 3年契約3年目 |
2004(31歳) | SEA | $5M(約6億円) | 4年契約1年目 |
2005(32歳) | SEA | $11M(約13.2億円) | 4年契約2年目 |
2006(33歳) | SEA | $11M(約13.2億円) | 4年契約3年目 |
2007(34歳) | SEA | $11M(約13.2億円) | 4年契約4年目 |
2008(35歳) | SEA | $17M(約20.4億円) | 5年契約1年目 |
2009(36歳) | SEA | $17M(約20.4億円) | 5年契約2年目 |
2010(37歳) | SEA | $17M(約20.4億円) | 5年契約3年目 |
2011(38歳) | SEA | $17M(約20.4億円) | 5年契約4年目 |
2012(39歳) | SEA→NYY | $17M(約20.4億円) | 5年契約5年目、トレード |
2013(40歳) | NYY | $6.5M(約7.8億円) | 2年契約1年目 |
2014(41歳) | NYY | $6.5M(約7.8億円) | 2年契約2年目 |
2015(42歳) | MIA | $2M(約2.4億円) | – |
2016(43歳) | MIA | $2M(約2.4億円) | – |
2017(44歳) | MIA | $2M(約2.4億円) | – |
2018(45歳) | SEA | $750,000(約9000万円) | – |
2019(46歳) | SEA | $8,064(約100万円) | マイナー契約 |
- SEA:シアトル・マリナーズ
- NYY:ニューヨーク・ヤンキース
- MIA:マイアミ・マーリンズ
MLB挑戦した野手の第一人者であり最初の成功者
イチロー氏は2000年オフにポスティング申請し、$13,125,000(約15億円)の譲渡金をオリックスに残しました。
イチロー氏は、MLBに挑戦した日本人野手の先駆者でもあり、最初の成功者でした。
イチロー氏がMLBに挑戦した時は「日本人の野手が成功するわけがない」と見られていました。
そのせいで、イチロー氏は3年総額1,400万ドル(約16.8億円)という小規模な契約しか得ることができませんでした。
NPBで7年連続首位打者を獲得していたにもかかわらず、です。
ちなみに、同じオリックスから移籍した吉田正尚選手は5年124億円の大型契約。
このように、後を続く日本人野手の後輩たちが良い契約を取れるのは、イチロー氏の功績が背景にあることを忘れてはいけないでしょう。
その後のイチロー氏は、結果で周囲を黙らせることで契約内容が改善され、MLBで総額200億円以上稼ぐことができました。(後述)
イチローの生涯年俸は?
イチロー氏の生涯年俸は約223億円です。
NPB契約金 | 4000万円 |
NPB総年俸額 | 19億8030万円 |
MLB契約金+年俸額 | 約202.7億円 |
生涯年俸(日本円) | 約223億円 |
イチローはメジャーリーグの年金を受給可能?
イチロー氏はメジャー経験が19年(2001年~2019年)あるので、メジャーリーグ年金の満額受給資格を満たします。
ただ、イチロー氏の場合、この年金に頼るような人生設計をしていないと考えられます。
理由として、まずは約223億円の生涯年俸を投資に回すことによるリターンがあります。
税金で仮に手取りが110億だとしても、3%のリターンで毎年3.3億円を得られる計算になります。
実際に、自身の資産管理会社を通じて、アメリカの不動産などに投資しているようです。
これに加えて、圧倒的な実績とネームバリューから、年老いてもマリナーズで要職についたり、メディアの露出も絶えないはずです。
それだけのことを成し遂げたレジェンドです。
イチローは現在の住まいはアメリカ?
イチロー氏は、現在シアトル・マリナーズで「会長付特別補佐兼インストラクター」という役職についています。
そのため、基本的には拠点をアメリカに置いています。
住んでいる場所は、シアトルに近いワシントン州の「Issaquah(イサクア)」という地域と言われています。
成功者にふさわしい豪邸とも称される家は、イチロー氏がメジャー挑戦した2001年に建てられたと言われています。
家の広さは241坪に対して、敷地面積は1273坪。
4つのベッドルームに6つのバスルーム、プールや暖炉がついていて、お値段は1179万ドル(約14億円)とも言われています。