普段対戦のないセ・リーグとパ・リーグのチームが戦うプロ野球交流戦。
近年では、交流戦の戦績がシーズンの行方を左右するぐらい重要な位置付けになってきました。
この記事では、5月30日(火)から始まる2023年交流戦の日程、開催地や試合数などの情報について紹介していきます。
プロ野球交流戦とは?
交流戦はセ・リーグとパ・リーグのチームが対戦する公式戦で、2005年から始まりました。
2020年以外は毎年開催されていて、2023年で18回目を迎えます。
交流戦はなぜ始まった?
交流戦がなぜ始まったかについては諸説ありますが、2004年の球界再編問題で低迷した野球人気復活のためと言われています。
今ほど注目度がそれほど高くなかったパ・リーグは、セ・リーグにずっと交流戦開催の働きかけをしていました。
ですが、セ・リーグの各球団は「テレビでの巨人戦中継」というドル箱の試合数を減らしたくないので拒否していたという歴史があります。

昔は地上波で毎日のように巨人戦中継がありました。
そんな中で勃発した球界再編問題。
当時の古田敦也選手会長の頑張りによって1リーグ制への変更は阻止されたものの、巨人オーナーだった渡辺恒雄氏による「たかが選手が」発言(真偽は不明)などにより野球人気は低迷。


低迷した野球人気の回復のために始まったのが交流戦です。
交流戦のルール
交流戦の主なルールはこちら。
- パ・リーグ本拠地ではDH制あり。
- セ・リーグ本拠地ではDH制なし。
- 全試合予告先発。
- 延長は最大12回。決着しない場合は引き分け。
通常の公式戦との大きな違いはDH制の有無です。


特に、普段打席に入らないパ・リーグのピッチャーのバッティングは大きな見どころとなっています。
パ・リーグのピッチャーのバッティングでセンスが良いのは、オリックスの山崎福也投手。


こういった普段見られないものが見れるのが交流戦の良いところです。
【交流戦2023の日程】いつからいつまで?試合数は?開催地は?
2023年のプロ野球交流戦は5月30日(火)~6月18日(日)の日程で行われます。
試合数は各チーム18試合です。
ホームとビジターは2年ごとに入れ替わり、開催地は次のように入れ替わります。
週 | 日程 | 開催地 |
---|---|---|
1週目前半 | 5/30(火)~6/1(木) | パ・リーグ本拠地 |
1週目後半 | 6/2(金)~6/4(日) | セ・リーグ本拠地 |
2週目 | 6/6(火)~6/11(日) | パ・リーグ本拠地 |
3週目 | 6/13(火)~6/18(日) | セ・リーグ本拠地 |
2023年の開催地は、開始1週目の前半がパ・リーグ、後半がセ・リーグの本拠地。
2週目はパ・リーグ、3週目はセ・リーグという風に、開催地は持ち回りで回っていきます。
交流戦の歴代順位や開催地が決まるルール、試合数の減少理由については下記の記事で詳しく説明しています。


プロ野球交流戦のスケジュールをカードごとで紹介
2023年のプロ野球交流戦のスケジュールをカードごとにまとめて紹介していきます。
【2023交流戦】1カード目(本拠地:パ・リーグ)
交流戦1カード目はパ・リーグの本拠地で、5月30日(火)~6月1日(木)に行われます。
対戦カード | 開催地 |
---|---|
日本ハムvsヤクルト | エスコンフィールドHOKKAIDO |
楽天vsDeNA | 楽天モバイルパーク宮城 |
西武vs阪神 | ベルーナドーム |
ロッテvs巨人 | ZOZOマリンスタジアム |
オリックスvs広島 | 京セラドーム大阪 |
ソフトバンクvs中日 | 福岡PayPayドーム |
【2023交流戦】2カード目(本拠地:セ・リーグ)
交流戦2カード目はセ・リーグの本拠地で、6月2日(金)~6月4日(日)に行われます。
土日はデイゲームが行われます。
対戦カード | 開催地 | 開始時間(デイゲームは太字) |
---|---|---|
巨人vs日本ハム | 東京ドーム | 6/2(金)18:00 6/3(土)14:00 6/4(日)14:00 |
ヤクルトvs楽天 | 神宮球場 | 6/2(金)18:00 6/3(土)14:00 6/4(日)13:30 |
DeNAvs西武 | 横浜スタジアム | 6/2(金)18:00 6/3(土)14:00 6/4(日)14:00 |
中日vsオリックス | バンテリンドーム | 6/2(金)18:00 6/3(土)14:00 6/4(日)14:00 |
阪神vsロッテ | 甲子園 | 6/2(金)18:00 6/3(土)18:00 6/4(日)14:00 |
広島vsソフトバンク | マツダスタジアム | 6/2(金)18:00 6/3(土)14:00 6/4(日)13:30 |
【2023交流戦】3カード目(本拠地:パ・リーグ)
交流戦3カード目はパ・リーグの本拠地で、6月6日(火)~6月8日(木)に行われます。
6月6日の西武VS中日は地方球場(県営大宮球場)での開催になります。
対戦カード | 開催地 |
---|---|
日本ハムvs広島 | エスコンフィールドHOKKAIDO |
楽天vs阪神 | 楽天モバイルパーク宮城 |
西武vs中日 | 県営大宮球場(6月6日) ベルーナドーム(6月7日、8日) |
ロッテvsヤクルト | ZOZOマリンスタジアム |
オリックスvs巨人 | 京セラドーム大阪 |
ソフトバンクvsDeNA | 福岡PayPayドーム |
【2023交流戦】4カード目(本拠地:パ・リーグ)
交流戦4カード目はパ・リーグの本拠地で、6月9日(金)~6月11日(日)に行われます。
土日はデイゲームが行われます。
対戦カード | 開催地 | 開始時間(デイゲームは太字) |
---|---|---|
日本ハムvs阪神 | エスコンフィールドHOKKAIDO | 6/9(金)18:00 6/10(土)14:00 6/11(日)13:00 |
楽天vs中日 | 楽天モバイルパーク宮城 | 6/9(金)18:00 6/10(土)14:00 6/11(日)13:00 |
西武vsヤクルト | ベルーナドーム | 6/9(金)18:00 6/10(土)14:00 6/11(日)13:00 |
ロッテvs広島 | ZOZOマリンスタジアム | 6/9(金)18:00 6/10(土)14:00 6/11(日)14:00 |
オリックスvsDeNA | 京セラドーム大阪 | 6/9(金)18:00 6/10(土)14:00 6/11(日)13:00 |
ソフトバンクvs巨人 | 福岡PayPayドーム | 6/9(金)18:00 6/10(土)14:00 6/11(日)13:00 |
【2023交流戦】5カード目(本拠地:セ・リーグ)
交流戦5カード目はセ・リーグの本拠地で、6月13日(火)~6月15日(木)に行われます。
対戦カード | 開催地 |
---|---|
巨人vs西武 | 東京ドーム |
ヤクルトvsソフトバンク | 神宮球場 |
DeNAvs日本ハム | 横浜スタジアム |
中日vsロッテ | バンテリンドーム |
阪神vsオリックス | 甲子園 |
広島vs楽天 | マツダスタジアム |
【2023交流戦】6カード目(本拠地:セ・リーグ)
交流戦6カード目はセ・リーグの本拠地で、6月16日(金)~6月18日(日)に行われます。
土日はデイゲームが行われます。
対戦カード | 開催地 | 開始時間(デイゲームは太字) |
---|---|---|
巨人vs楽天 | 東京ドーム | 6/16(金)18:00 6/17(土)14:00 6/18(日)13:00 |
ヤクルトvsオリックス | 神宮球場 | 6/16(金)18:00 6/17(土)14:00 6/18(日)13:30 |
DeNAvsロッテ | 横浜スタジアム | 6/16(金)18:00 6/17(土)14:00 6/18(日)14:00 |
中日vs日本ハム | バンテリンドーム | 6/16(金)18:00 6/17(土)14:00 6/18(日)14:00 |
阪神vsソフトバンク | 甲子園 | 6/16(金)18:00 6/17(土)14:00 6/18(日)14:00 |
広島vs西武 | マツダスタジアム | 6/16(金)18:00 6/17(土)14:00 6/18(日)13:30 |
【交流戦2023の日程】いつからいつまで?開催地や試合数は?【まとめ】
この記事では、5月30日(火)から始まる2023年交流戦の日程、開催地や試合数などの情報について紹介してきました。
2023年の交流戦は6月18日までの約3週間をかけて行われます。
今年の開催地は1週目の前半がパ・リーグ、後半がセ・リーグ、2週目はパ・リーグ、3週目はセ・リーグの本拠地となっています。