テキサス・レンジャーズ所属で、メジャー最強投手とも言われるジェイコブ・デグロム投手。
この記事では、デグロム投手の2024年の年俸額や過去の年俸推移、現在の契約内容やこれまでに稼いだ総年俸額について紹介していきます。
【レンジャーズ】ジェイコブ・デグロムの2024年の年俸額は?【日本円】
ジェイコブ・デグロム投手の2024年の年俸額は48億円です。
2023年のデグロム投手は6先発を終えた時点でWHIP0.76と圧倒的な投球を見せていたものの、6月に右肘を手術(トミー・ジョン手術)で今季絶望。
自身2度目のトミー・ジョン手術となりました。
2024年も大半がリハビリ期間となる見込みです。
2024年は5年契約の2年目で、年俸は4000万ドル(48億円:1ドル120円換算)です。
ジェイコブ・デグロムの2023年の年俸額は?
ジェイコブ・デグロム投手の2023年の年俸額は36億円です。
【2023年】デグロムは年俸ランキングで何位?
MLB全体 | 15位 |
テキサス・レンジャーズ | 2位 |
先発投手 | 5位 |
ジェイコブ・デグロム投手の年俸ランキングはMLB全体で15位、先発投手に限ると5位です。
レンジャーズのチーム内では、コーリー・シーガー選手に次ぐ2位となっています。
ちなみに、デグロム選手の2023年の年俸は大谷選手と全く同じ3000万ドル(36億円)です。
デグロム選手と同額の年俸をもらっていると考えると、改めて大谷選手のすごさが分かります。
デグロムの年俸推移と年度別成績【メッツ/レンジャーズ】
ジェイコブ・デグロム投手の年俸推移と年度別成績がこちら。
年度(満年齢) | 所属 | 年俸(ドル) | 年俸(日本円) | 成績 | 特記事項 |
---|---|---|---|---|---|
2014(26歳) | NYM | $377,049 | 4500万円 | 22試 9勝6敗 防2.69 | 契約金$95,000 |
2015(27歳) | NYM | $556,875 | 6700万円 | 30試 14勝8敗 防2.54 | – |
2016(28歳) | NYM | $607,000 | 7300万円 | 24試 7勝8敗 防3.04 | – |
2017(29歳) | NYM | $4,050,000 | 4億8600万円 | 31試 15勝10敗 防3.53 | – |
2018(30歳) | NYM | $7,400,000 | 8億8800万円 | 32試 10勝9敗 防1.70 | – |
2019(31歳) | NYM | $9,000,000 | 10億8000万円 | 32試 11勝8敗 防2.43 | 5年契約1年目 |
2020(32歳) | NYM | $25,000,000 | 30億円 | 12試 4勝2敗 防2.38 | 5年契約2年目 |
2021(33歳) | NYM | $35,500,000 | 42億6000万円 | 15試 7勝2敗 防1.08 | 5年契約3年目 |
2022(34歳) | NYM | $35,500,000 | 42億6000万円 | 11試 5勝4敗 防3.08 | 5年契約4年目 オフにオプトアウト |
2023(35歳) | TEX | $30,000,000 | 36億円 | 6試 2勝0敗 防2.67 | 5年契約1年目 |
2024(36歳) | TEX | $40,000,000 | 48億円 | – | 5年契約2年目 |
- NYM:ニューヨーク・メッツ
- TEX:テキサス・レンジャーズ
勝ち星に恵まれない「最強投手」
2010年MLBドラフト9巡目(全体272位)でニューヨーク・メッツに入団したジェイコブ・デグロム投手。
指名順が低かったこともあり、契約金わずか9万5000ドル(約1100万円)という評価でキャリアをスタートしました。
そんなデグロム投手が最強投手といわれる所以は、その圧倒的な投球内容にあります。
例えば、32先発機会をきっちりこなした上で、最優秀防御率を受賞(1.70)した2018年の勝利数はわずか10。
この年のQSは32登板中28回を記録し、QS率は驚異の87.5%。
20勝以上してもおかしくない内容でした。
デグロム投手の主な実績がこちら。
- 最優秀防御率:1回(2018年)
- 最多奪三振:2回(2019年、2020年)
- サイ・ヤング賞:2回(2018年、2019年)
- 通算WHIP:0.99(近代MLB歴代1位)
- 通算K/BB:5.38(MLB歴代1位)
WHIPとK/BBが特に優れていて、無駄なランナーを出さずに三振を取りまくる圧倒的な投球が持ち味です。
5年契約1年目に2回目のトミー・ジョン手術
2022年オフに古巣メッツとの5年契約の最終年をオプトアウト(破棄)し、FAでレンジャーズに移籍して新たに5年契約を締結したデグロム投手。
ここ2年は怪我がちで長期契約の締結を不安視されていましたが、残念ながら的中。
早速5年契約の1年目である2023年に肘の怪我で離脱し、6月にトミー・ジョン手術を受けました。
プロ入り直後の2010年にもトミー・ジョン手術を受けており、これが2回目です。
なんとなく昔のヤクルトの伊藤智仁選手を思い出させるピッチャーです。
【レンジャーズ】ジェイコブ・デグロムの現在の契約内容は?【日本円】
デグロム投手は2022年オフにメッツとの契約をオプトアウト(破棄)し、2023年からレンジャーズと5年契約を締結。
デグロムのレンジャーズとの5年契約の内容
年度(満年齢) | 所属 | 年俸(ドル) | 年俸(日本円) | 特記事項 |
---|---|---|---|---|
2023(35歳) | TEX | $30,000,000 | 36億円 | 5年契約1年目 |
2024(36歳) | TEX | $40,000,000 | 48億円 | 5年契約2年目 |
2025(37歳) | TEX | $40,000,000 | 48億円 | 5年契約3年目 |
2026(38歳) | TEX | $38,000,000 | 45億6000万円 | 5年契約4年目 |
2027(39歳) | TEX | $37,000,000 | 44億4000万円 | 5年契約5年目 |
40歳となる2028年は契約延長オプションが付いており、デグロム選手の働き具合によって主導権がチーム側か選手側になるかが決まります。
2027年に下記の条件を満たすとデグロム選手側の契約延長オプションとなり、2028年の年俸額は3700万ドル(44億4000万円)になります。
- 160イニング以上
- サイヤング投票で5位以内
- 健康であること(おそらく健康診断あり)
上記以外の場合は、チーム側の契約延長オプションとなり、ベース金額は2000万ドル(24億円)。
チーム側のオプションでも条件によっては金額が上がります。
- 5年間で625イニング+サイヤング賞でTOP5に1度入れば3000万ドル。
- 5年間で725イニング+サイヤング賞でTOP5に3度入れば3700万ドル。
怪我無く投げられれば無双するものの、これまで規定投球回に到達したのが5度のみ(内1度は短縮シーズン)。
球団からの「健康でさえいてくれれば」という思いが詰まった契約延長オプションの内容となっています。
ジェイコブ・デグロムの生涯年俸は?【日本円】
ジェイコブ・デグロム投手の生涯年俸は225億7000万円です。
項目 | ドル | 日本円 |
---|---|---|
ドラフト契約金 | $95,000 | 1100万円 |
総年俸額 | $187,990,924 | 225億5900万円 |
生涯年俸 | $188,085,924 | 225億7000万円 |
現在の5年契約+2028年の契約延長まで含めた場合、デグロム選手が2028年までに稼ぐ総年俸額は約364億円となります。