阪神時代は「アニキ」の愛称で親しまれ、監督まで務めた金本知憲氏。
この記事では、金本知憲氏の現役時代・監督時代の年俸推移や年度別成績、生涯年俸、引退後の現在何をしているのかについて紹介していきます。
金本知憲の現役時代の年俸推移と年度別成績【広島/阪神】
金本知憲氏の年俸推移と年度別成績がこちら。
年度(年齢) | 所属 | 年俸 | 成績 | 特記事項 |
---|---|---|---|---|
1992(24歳) | 広島 | 720万円 | 5試 打.000 0本 0点 0盗 出.250 | 契約金6000万円 |
1993(25歳) | 広島 | 720万円 | 42試 打.191 4本 9点 0盗 出.242 | – |
1994(26歳) | 広島 | 1000万円 | 90試 打.268 17本 43点 2盗 出.345 | – |
1995(27歳) | 広島 | 2300万円 | 104試 打.274 24本 67点 14盗 出.381 | – |
1996(28歳) | 広島 | 4800万円 | 126試 打.300 27本 72点 18盗 出.407 | – |
1997(29歳) | 広島 | 7500万円 | 133試 打.301 33本 82点 13盗 出.404 | – |
1998(30歳) | 広島 | 1億円 | 133試 打.253 21本 74点 9盗 出.347 | – |
1999(31歳) | 広島 | 1億円 | 135試 打.293 34本 94点 10盗 出.382 | – |
2000(32歳) | 広島 | 1億5000万円 | 136試 打.315 30本 90点 30盗 出.415 | – |
2001(33歳) | 広島 | 2億2200万円 | 140試 打.314 25本 93点 19盗 出.463 | – |
2002(34歳) | 広島 | 2億4000万円 | 140試 打.274 29本 84点 8盗 出.348 | – |
2003(35歳) | 阪神 | 2億6000万円 | 140試 打.289 19本 77点 18盗 出.399 | 4年契約1年目 |
2004(36歳) | 阪神 | 2億6000万円 | 138試 打.317 34本 113点 5盗 出.406 | 4年契約2年目 |
2005(37歳) | 阪神 | 2億6000万円 | 146試 打.327 40本 125点 3盗 出.429 | 4年契約3年目 |
2006(38歳) | 阪神 | 2億6000万円 | 146試 打.303 26本 98点 2盗 出.393 | 4年契約4年目 |
2007(39歳) | 阪神 | 5億5000万円 | 144試 打.265 31本 95点 1盗 出.361 | 3年契約1年目 |
2008(40歳) | 阪神 | 5億5000万円 | 144試 打.307 27本 108点 2盗 出.392 | 3年契約2年目 |
2009(41歳) | 阪神 | 5億5000万円 | 144試 打.261 21本 91点 8盗 出.368 | 3年契約3年目 |
2010(42歳) | 阪神 | 4億5000万円 | 144試 打.241 16本 45点 1盗 出.321 | – |
2011(43歳) | 阪神 | 3億5000万円 | 122試 打.218 12本 31点 1盗 出.269 | – |
2012(44歳) | 阪神 | 2億2000万円 | 126試 打.258 6本 30点 3盗 出.347 | – |
選球眼に優れた強打者
ドラフト4位でカープに指名された金本知憲氏は、学生時代に一浪しているため、大卒にもかかわらず24歳でプロ生活をスタート。
初めて規定打席に到達したのが1995年で27歳の時で割と遅咲きでしたが、そこから15年連続で規定打席に到達。
通算成績は2578試合で打率.285、476本塁打、1521打点、出塁率.382と非常に高水準な成績を残しました。
その他、金本氏が誇る世界・日本記録や表彰がこちら。
- 連続試合フルイニング出場記録1492試合(世界記録)
- 連続イニング出場:13686イニング(世界記録)
- 連続4番先発出場:880試合(日本記録)
- 連続打席無併殺打:1002打席(日本記録)
- トリプルスリー:1回(2000年)
- シーズンMVP:1回(2005年)
他、表彰多数
打点王(2004年:113打点)と得点王(2005年:120得点)も1度ずつ受賞。
選手時代は4年連続で日本人最高年俸
前述の通り、遅咲きの強打者だった金本氏ですが、遅咲きでありながら晩成型の選手でもありました。
年俸も成績に応じて晩成型になっており、39歳で自身最高年俸(5億5000万円)に到達し、しかも3年契約。
39歳から3年契約の時点で、球団からの大きな信頼を感じられます!
年俸5億5000万円の3年契約期間中+1年間の4年間は、金本氏がプロ野球界の日本人選手の中で最高年俸でした。
年度 | 金本知憲の年俸 | 2位の選手名と年俸 |
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2007 | 5億5000万円 | 松中信彦:5億円 |
2008 | 5億5000万円 | 松中信彦:5億円 |
2009 | 5億5000万円 | 松中信彦:5億円 |
2010 | 4億5000万円 | 岩瀬仁紀:4億3000万円 |
監督としては選手を見極める力が有能だった
金本氏は、現役引退して4年後の2016年シーズンから阪神の第33代監督に就任。
監督としての通算成績は429試合で204勝216敗9分の勝率.486と勝ち越せてはいないものの、メディアでは確かな眼力で現在の阪神の礎を築いたとも報じられています。
ドラフト1位で指名した際に会場で悲鳴が出たとも言われる大山選手をはじめ、青柳投手や高橋遥人投手など、現在の主力選手は金本監督時代に指名された選手も多くいます。
金本氏の監督としての成績一覧がこちら。
年度(満年齢) | 年俸 | 順位 | 成績 |
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2016(48歳) | 1億2000万円 | 4位 | 143試 64勝76敗3分 勝率.457 |
2017(49歳) | 1億2000万円 | 2位 | 143試 78勝61敗4分 勝率.561 |
2018(50歳) | 1億2000万円 | 6位 | 143試 62勝79敗2分 勝率.440 |
金本知憲の生涯年俸は?
金本知憲氏の生涯年俸は51億1240万円です。
ドラフト契約金 | 6000万円 |
選手時代総年俸額 | 46億9240万円 |
監督時代総年俸額 | 3億6000万円 |
生涯年俸(日本円) | 51億1240万円 |
金本知憲は引退後の今何してる?
金本氏は現役引退後、プロ野球解説者として活動しました。
どこかに所属するわけではなくフリーで活動し、日本テレビ、読売テレビ、広島テレビ、MBSラジオなど、自身に縁のある地を中心に全国放送でも解説を担当。
3年間の解説者としての活動後、前述の通り、阪神の監督を3年間務めました。
本人曰く、将来的には広島の監督を希望しているそうです。
金本知憲と横田慎太郎との縁
阪神監督時に「金本の愛弟子」と言われた選手が、2023年に亡くなった横田慎太郎さん。
金本氏は監督就任初年度の2016年に横田さんの潜在能力に気付き、当時まだ21歳だった横田さんを積極的に一軍で起用。
2017年に横田さんに脳腫瘍が発覚してからは、横田さんが食べたい物の差し入れや多額の医療費の寄付など、手厚いサポートを行っていました。
金本氏は非常に情に厚い人なんですね!
監督退任後の今は解説者に戻った
2018年シーズンを持って監督退任した後は、プロ野球解説者に戻っています。
今は、解説業に加えて「金本塾」というセミナー形式のイベントの塾長を務めている他、様々なYouTubeチャンネルやテレビにゲスト出演もこなしています。