千葉ロッテマリーンズが獲得した新外国人投手、ジュニオール・フェルナンデス投手。
この記事では、ジュニオール・フェルナンデス投手のMLB時代の年俸推移と年度別成績、球種や評価の観点からどんな投手なのかについて紹介していきます。
ジュニオール・フェルナンデスの年俸推移と年度別成績【メジャー/ロッテ】
ジュニオール・フェルナンデス選手の年俸推移と年度別成績がこちら。
年度(満年齢) | 所属 | レベル | 年俸(日本円) | 成績 |
---|---|---|---|---|
2014(18歳) | STL | Rk | 73万円 | 7試 0勝5敗 防5.79 |
2015(19歳) | STL | Rk/A+ | 73万円 | 13試 3勝2敗 防3.59 |
2016(20歳) | STL | A/A+ | 73万円 | 24試 8勝7敗 防4.06 |
2017(21歳) | STL | A+ | 73万円 | 16試 5勝3敗 防3.69 |
2018(22歳) | STL | A+/2A | 88万円 | 24試 1勝0敗 3S 防3.52 |
2019(23歳) | STL | A+/2A/3A MLB | 1600万円 | マイナー:45試 3勝2敗 11S 防1.52 MLB:13試 0勝1敗 防5.40 |
2020(24歳) | STL | MLB | 1600万円 | 3試 0勝0敗 防18.00 |
2021(25歳) | STL | 3A MLB | 3800万円 | 3A:13試 1勝2敗 1S 防6.28 MLB:18試 1勝0敗 防5.66 |
2022(26歳) | STL PIT | 3A MLB | 2300万円 | 3A:41試 2勝3敗 5S 防4.87 MLB:16試 0勝0敗 防2.41 |
2023(27歳) | TOR WSH | 3A | 176万円 | 51試 3勝4敗 2S 防5.22 |
2024(28歳) | ロッテ | NPB | 1億円 | – |
- STL:セントルイス・カージナルス
- PIT:ピッツバーグ・パイレーツ
- TOR:トロント・ブルージェイズ
- WSH:ワシントン・ナショナルズ
22歳でメジャーデビューも2023年はメジャー登板なし
ジュニオール・フェルナンデス投手は22歳でメジャーデビューしたカージナルスの有望株でした。
2022年までは通算50試合ほどメジャーで登板機会があったものの、23年はずっと3A暮らしという中でのロッテ入団。
自身のメジャー時代の最高年俸は2021年の3800万円。
ジュニオール・フェルナンデスの生涯年俸は?【日本円】
ジュニオール・フェルナンデス選手の生涯年俸は1億9856万円です。
項目 | 日本円 |
---|---|
MLB総年俸額 | 9856万円 |
NPB総年俸額 | 1億円 |
生涯年俸 | 1億9856万円 |
【ロッテ】ジュニオール・フェルナンデスの球速・球種や投球割合、評価は?
ジュニオール・フェルナンデス投手のメジャー時代の球種・平均球速・投球割合のデータがこちら。
球種 | 投球割合(%) | 平均球速(km/h) |
---|---|---|
ストレート(4シーム) | 35.5 | 156.8 |
高速シンカー(2シーム) | 13.9 | 158.8 |
チェンジアップ | 24.6 | 142.6 |
スライダー | 26.0 | 142.1 |
ストレートは4シームと2シーム(高速シンカー?)を所持しており、データによると2022年から4シームよりも球速が速い高速シンカーを投げ始めています。
160キロの剛速球に加えて140キロ台のチェンジアップがメジャー時代から高く評価されており、かなり武器になりそう。
【制球は悪い】先発では厳しそうだが…
外国人の速球派投手で気になるのがコントロール。
ジュニオール・フェルナンデス投手の近年のコントロール関係の指標を見ると、このようになります。
年度 | リーグ | 投球回 | BB/9 | K/BB | K/9 |
---|---|---|---|---|---|
2021(25歳) | 3A | 14.1 | 3.1 | 4.40 | 13.8 |
2021(25歳) | MLB | 20.2 | 6.5 | 1.00 | 6.5 |
2022(26歳) | 3A | 44.1 | 4.7 | 2.22 | 10.4 |
2022(26歳) | MLB | 18.2 | 5.8 | 1.17 | 6.8 |
2023(27歳) | 3A | 58.2 | 4.9 | 1.63 | 8.0 |
直近の3A成績を見てもB/9が4.9、K/BBが1.63と悪く、コントロールは悪いとみていいでしょう。
ロッテ・吉井監督は「できれば長いイニングを」と先発で期待していますが、2017年以降先発機会がないことや、コントロールの悪さから先発での成功確率は不透明です。
一方でコントロールが改善した場合、160キロの剛速球とチェンジアップのコンビネーションは1イニングであれば無双できそうなポテンシャルがあり、その場合セットアッパーや抑えとして期待できそうです。
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