2023年7月24日に中日への移籍が発表されたマイケル・フェリス投手。
メジャー通算228試合登板の経験豊富な中継ぎ投手ですが、MLB時代の年俸や成績はどのようなものだったのでしょうか?
この記事では、中日・フェリス投手のメジャー時代の年俸推移や成績、球種や球速などの評価について紹介していきます。
目次
マイケル・フェリスの年俸推移と年度別成績【メジャー/マイナー/中日】
マイケル・フェリス投手の年俸推移と年度別成績がこちら。
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年度(満年齢) | 所属 | 年俸(ドル) | 年俸(日本円) | 成績 |
---|---|---|---|---|
2015(22歳) | HOU | $97,062 | 1200万円 | 5試 0勝0敗 防7.88 |
2016(23歳) | HOU | $507,500 | 6100万円 | 47試 8勝1敗 5H 防4.43 |
2017(24歳) | HOU | $534,315 | 6400万円 | 46試 4勝2敗 2H 防5.63 |
2018(25歳) | PIT | $491,946 | 5900万円 | 47試 1勝2敗 12H 防5.66 |
2019(26歳) | PIT | $850,000 | 1億200万円 | 58試 4勝4敗 3H 防3.99 |
2020(27歳) | PIT | $407,407 | 4900万円 | 3試 0勝0敗 防32.40 |
2021(28歳) | PIT, CIN, BOS, OAK | $1,000,000 | 1億2000万円 | 21試 0勝0敗 1S 防8.79 |
2022(29歳) | BOS, MIN | $7,692 | 100万円 | 1試 0勝0敗 防2.70 |
2023(30歳) | メキシコ→中日 | – | 3000万円 | 19試 1勝0敗 9H 防3.14 |
2024(31歳) | 中日 | – | 1億円 | – |
チーム略称
- HOU:ヒューストン・アストロズ
- PIT:ピッツバーグ・パイレーツ
- CIN:シンシナティ・レッズ
- BOS:ボストン・レッドソックス
- OAK:オークランド・アスレチックス
- MIN:ミネソタ・ツインズ
マイケル・フェリスのマイナーとメキシカンリーグ成績
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年度(満年齢) | リーグ | 成績 |
---|---|---|
2010(17歳) | ルーキー | 3試 0勝1敗 防4.26 WHIP0.95 |
2011(18歳) | ルーキー | 12試 0勝3敗 防4.32 WHIP1.48 |
2012(19歳) | ルーキー | 13試 6勝1敗 防3.34 WHIP1.18 |
2013(20歳) | A- | 14試 4勝2敗 1S 防1.96 WHIP0.96 |
2014(21歳) | A | 25試 8勝6敗 防4.03 WHIP1.37 |
2015(22歳) | A+, 2A | 23試 7勝4敗 1S 防2.83 WHIP1.02 |
2016(23歳) | 3A | 2試 1勝0敗 防9.72 WHIP1.80 |
2017(24歳) | A, 2A | 2試 0勝0敗 防0.00 WHIP0.50 |
2018(25歳) | 3A | 9試 2勝1敗 2S 防7.20 WHIP1.40 |
2019(26歳) | 3A | 10試 0勝0敗 2S 防1.20 WHIP1.33 |
2020(27歳) | – | マイナー開催なし |
2021(28歳) | A+, 3A | 18試 2勝2敗 防3.86 WHIP0.80 |
2022(29歳) | 3A | 36試 3勝2敗 2S 防2.74 WHIP1.03 |
2023(30歳) | メキシカン, 3A | MEX:9試 1勝1敗 2S 防1.08 WHIP0.96 3A:13試 0勝0敗 1S 防3.38 WHIP0.98 |
【中日】マイケル・フェリスの球種や評価は?
マイケル・フェリス投手がメジャーリーグ時代にどのような評価を受けていたかを紹介します。
【2016年当時】アストロズ時代の評価
2016年当時、フェリス投手は23歳で、アストロズのプロスペクトランキングで14位。
当時はホップする90マイル中盤(150キロ台前半)のストレートは武器になるものの、コントロールが悪いという評価でした。
またポテンシャルとしては、将来的に良いセットアッパーになる可能性を秘めていると言われていました。
直球の質 | 当時55 / 将来60 |
スライダー | 当時45 / 将来55 |
チェンジアップ | 当時40 / 将来45 |
コントロール | 当時40 / 将来45+ |
全体評価 | 当時40 / 将来50-55 |
MLBキャリア全体における球種ごとの投球割合と平均球速
フェリス投手のMLBキャリア通しての投球割合と平均球速一覧です。
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年度(満年齢) | ストレート 投球割合(平均球速) | チェンジアップ 投球割合(平均球速) | スライダー 投球割合(平均球速) |
---|---|---|---|
2015(22歳) | 69.0%(152キロ) | 5.2%(137キロ) | 25.9%(132キロ) |
2016(23歳) | 62.2%(154キロ) | 5.4%(137キロ) | 30.7%(133キロ) |
2017(24歳) | 71.5%(155キロ) | 0.8%(141キロ) | 27.2%(137キロ) |
2018(25歳) | 71.3%(153キロ) | 4.7%(142キロ) | 21.7%(134キロ) |
2019(26歳) | 73.1%(153キロ) | 6.4%(139キロ) | 20.0%(132キロ) |
2020(27歳) | 55.0%(151キロ) | 6.7%(137キロ) | 38.3%(136キロ) |
2021(28歳) | 58.1%(151キロ) | 7.6%(139キロ) | 34.3%(131キロ) |
2022(29歳) | 44.4%(150キロ) | 14.3%(138キロ) | 41.3%(133キロ) |
変化球の球種はチェンジアップとスライダー。
若い頃、ストレートは最速で平均球速155キロを誇っていました。
近年はストレートの球速が落ちてきており、それに伴いチェンジアップとスライダーの割合が増加しています。
現在のマイケル・フェリスの評価
マイケル・フェリス投手は、平均球速150キロのホップする直球とスライダーを投球の軸にしています。
四球は比較的多めでメジャー通算の9回あたりの四球数は3.9個で、マイナー通算が2.9個。
一方で奪三振能力が高く、奪三振率はメジャー通算11.8、マイナー通算も9.3と、イニング数以上に三振を奪う能力があります。
近年は3Aやメキシカンリーグで好成績を残しており、日本の野球にうまく適応できればセットアッパーとして活躍できそうです。
【中日】マイケル・フェリスの生涯年俸は?【日本円】
マイケル・フェリス投手の生涯年俸は6億4600万円です。
項目 | ドル | 日本円 |
---|---|---|
ドラフト契約金 | $400,000 | 4800万円 |
MLB総年俸額 | $3,895,922 | 4億6800万円 |
NPB総年俸額 | – | 1億3000万円 |
生涯年俸 | $4,295,922 | 6億4600万円 |