メジャーリーグでプレイする選手の目標は、ワールドシリーズを制覇すること。
これは日本人選手も例外ではなく、あの大谷選手も「ポストシーズンで勝てるチームでプレイしたい」と言及したと言われています。
この記事では、ワールドシリーズに出場経験がある日本人メジャーリーガーは誰なのか、その中でも優勝したりMVPに輝いた選手がいるのかについて紹介していきます。
【MLB】ワールドシリーズに出場経験がある日本人選手一覧
ワールドシリーズに出場経験がある日本人メジャーリーガーの一覧です。
年度 | 選手名 | 所属チーム | 対戦チーム | 勝敗 | 出場成績 |
---|---|---|---|---|---|
2002 | 新庄剛志 | ジャイアンツ | エンゼルス | ● | 3試 率.167 0本 0点 |
2003 | 松井秀喜 | ヤンキース | マーリンズ | ● | 6試 率.261 1本 4点 |
2004 | 田口壮 | カージナルス | レッドソックス | ● | 2試 率.250 0本 1点 |
2005 | 井口資仁 | ホワイトソックス | アストロズ | ○ | 4試 率.167 0本 1点 |
2006 | 田口壮 | カージナルス | タイガース | ○ | 4試 率.182 0本 0点 |
2007 | 松坂大輔 | レッドソックス | ロッキーズ | ○ | 1試 1勝0敗 防3.38 |
2007 | 岡島秀樹 | レッドソックス | ロッキーズ | ○ | 3試 0勝0敗 防7.36 |
2007 | 松井稼頭央 | ロッキーズ | レッドソックス | ● | 4試 率.294 0本 0点 |
2008 | 岩村明憲 | レイズ | フィリーズ | ● | 5試 率.263 0本 1点 |
2009 | 松井秀喜 | ヤンキース | フィリーズ | ○ | 6試 率.615 3本 8点 |
2013 | 上原浩治 | レッドソックス | カージナルス | ○ | 5試 0勝0敗2S 防0.00 |
2013 | 田澤純一 | レッドソックス | カージナルス | ○ | 5試 0勝0敗 防0.00 |
2014 | 青木宣親 | ロイヤルズ | ジャイアンツ | ● | 6試 率.071 0本 1点 |
2017 | ダルビッシュ有 | ドジャース | アストロズ | ● | 2試 0勝2敗 防21.60 |
2017 | 前田健太 | ドジャース | アストロズ | ● | 4試 0勝0敗 防1.59 |
2018 | 前田健太 | ドジャース | レッドソックス | ● | 3試 0勝0敗 防3.00 |
【ワールドシリーズ】最多出場を誇る日本人メジャーリーガーは誰?
日本人史上初のワールドシリーズ出場を果たしたのは、現日本ハム監督の新庄剛志氏。
その後、13人の日本人メジャーリーガーが計16回のワールドシリーズ出場を果たしています。
その中で最多出場を誇るのは田口壮・松井秀喜・前田健太の2回。
試合数の最多は、12試合に出場した松井秀喜氏です。
【MLB】ワールドシリーズ優勝経験がある日本人選手一覧
ワールドシリーズで自身が出場した上で優勝した経験がある日本人メジャーリーガーは、下記の7名のみ。
年度 | 選手名 | 所属チーム | 対戦チーム | 出場成績 |
---|---|---|---|---|
2005 | 井口資仁 | ホワイトソックス | アストロズ | 4試 率.167 0本 1点 |
2006 | 田口壮 | カージナルス | タイガース | 4試 率.182 0本 0点 |
2007 | 岡島秀樹 | レッドソックス | ロッキーズ | 3試 0勝0敗 防7.36 |
2007 | 松坂大輔 | レッドソックス | ロッキーズ | 1試 1勝0敗 防3.38 |
2009 | 松井秀喜 | ヤンキース | フィリーズ | 6試 率.615 3本 8点 |
2013 | 上原浩治 | レッドソックス | カージナルス | 5試 0勝0敗2S 防0.00 |
2013 | 田澤純一 | レッドソックス | カージナルス | 5試 0勝0敗 防0.00 |
レッドソックスのクローザーを務めていた上原浩治氏は、日本人唯一のワールドシリーズにおける胴上げ投手です。
出場はしていないが、チャンピオンリングを獲得した選手は?
ワールドシリーズを制覇することで獲得できるチャンピオンリングは、ワールドシリーズに出場していなくてもレギュラーシーズンで試合に出場していればもらえます。
ここではワールドシリーズに出場こそしていないものの、チームが優勝してチャンピオンリングを獲得した選手を紹介します。
年度 | 選手名 | 所属チーム | 対戦チーム |
---|---|---|---|
1998 | 伊良部秀樹 | ヤンキース | パドレス |
1999 | 伊良部秀樹 | ヤンキース | ブレーブス |
2005 | 高津臣吾* | ホワイトソックス | アストロズ |
2008 | 田口壮 | フィリーズ | レイズ |
2008 | 井口資仁 | フィリーズ | レイズ |
2016 | 川崎宗則 | カブス | インディアンス |
2017 | 青木宣親* | アストロズ | ドジャース |
チャンピオンリング獲得回数最多の日本人メジャーリーガーは?
チャンピオンリング獲得回数最多は伊良部秀樹、井口資仁、田口壮の3選手の2回です。
選手名 | 獲得年度 |
---|---|
伊良部秀樹 | 1998、1999 |
田口壮 | 2006、2008 |
井口資仁 | 2005、2008 |
ワールドシリーズで日本人唯一のMVP・松井秀喜の成績は?
ワールドシリーズで日本人がMVPを受賞したのは、ヤンキース・松井秀喜氏ただ1人のみ。
この時の成績を振り返ります。
試合 | 試合結果 | 打順 | 成績 |
---|---|---|---|
第1戦(H) | ●6-1 | 6番DH | 3打数1安打 |
第2戦(H) | 〇1-3 | 5番DH | 3打数2安打1打点, 1HR |
第3戦(A) | 〇8-5 | 代打 | 1打数1安打1打点, 1HR |
第4戦(A) | 〇7-4 | 代打 | 1打数0安打 |
第5戦(A) | ●6-8 | 代打 | 1打数1安打 |
第6戦(H) | 〇3-7 | 5番DH | 4打数3安打6打点, 1HR |
DH専門になっていた当時、アウェイでDH制が無い第3戦から5戦は代打起用になったものの、第6戦で1本塁打6打点の大爆発を見せて見事MVPに輝きました。
【MLB】ワールドシリーズに出場・優勝経験がある日本人選手は誰?MVPは?【まとめ】
この記事では、ワールドシリーズに出場経験がある日本人メジャーリーガーは誰なのか、その中でも優勝したりMVPに輝いた選手がいるのかについて紹介しました。
新庄剛志氏を皮切りに、これまで13人の日本人が計16回のワールドシリーズ出場を果たしています。
チャンピオンリングの最多獲得回数は2度で伊良部秀樹、井口資仁、田口壮の3選手が記録しており、ワールドシリーズMVPは松井秀喜氏が唯一の受賞者です。