日米をまたいで11年連続2ケタ勝利を記録するなど、日本でもメジャーでも圧倒的な成績を残した田中将大投手。
7年間メジャーでプレイした後、2021年からは楽天に復帰し、そこで史上最高年俸を更新する9億円の契約を締結したことでも話題になりました。
この記事では、田中将大投手の2024年の年俸や年俸推移、メジャー年金や生涯獲得年俸額について紹介していきます。
田中将大の2024年の年俸はいくら?
田中将大投手の2024年の年俸は2億6000万円です。
2023年の田中投手は急激に衰えが見えた年となりました。
24試合に登板したものの規定投球回には到達せず139.1回に終わり、防御率4.91、WHIP1.39はメジャー時代を含めてキャリアで最低の数字。
この低迷により、年俸は減額制限を超える2億1500万円ダウンとなりました。
【楽天/メジャー】田中将大の年俸推移と年度別成績【日本円】
楽天・田中将大投手の年俸推移と年度別成績がこちら。
年度(年齢) | 所属 | 年俸 | 成績 | 特記事項 |
---|---|---|---|---|
2007(19歳) | 楽天 | 1500万円 | 28試 11勝7敗 防3.82 | 契約金1億円 |
2008(20歳) | 楽天 | 6000万円 | 25試 9勝7敗 1S 防3.49 | – |
2009(21歳) | 楽天 | 9500万円 | 25試 15勝6敗 1S 防2.33 | – |
2010(22歳) | 楽天 | 1億8000万円 | 20試 11勝6敗 防2.50 | – |
2011(23歳) | 楽天 | 2億円 | 27試 19勝5敗 防1.27 | – |
2012(24歳) | 楽天 | 3億2000万円 | 22試 10勝4敗 防1.87 | – |
2013(25歳) | 楽天 | 4億円 | 28試 24勝0敗 1S 防1.27 | オフにポスティング移籍 |
2014(26歳) | NYY | $22,000,000 26億4000万円 | 20試 13勝5敗 防2.77 | 7年契約1年目 |
2015(27歳) | NYY | $22,000,000 26億4000万円 | 24試 12勝7敗 防3.51 | 7年契約2年目 |
2016(28歳) | NYY | $22,000,000 26億4000万円 | 31試 14勝4敗 防3.07 | 7年契約3年目 |
2017(29歳) | NYY | $22,000,000 26億4000万円 | 30試 13勝12敗 防4.74 | 7年契約4年目 |
2018(30歳) | NYY | $22,000,000 26億4000万円 | 27試 12勝6敗 防3.75 | 7年契約5年目 |
2019(31歳) | NYY | $22,000,000 26億4000万円 | 32試 11勝9敗 防4.45 | 7年契約6年目 |
2020(32歳) | NYY | $8,518,519 10億2000万円 | 10試 3勝3敗 防3.56 | 7年契約7年目 オフにFA |
2021(33歳) | 楽天 | 9億円 | 23試 4勝9敗 防3.01 | 2年契約1年目 |
2022(34歳) | 楽天 | 9億円 | 25試 9勝12敗 防3.31 | 2年契約2年目 |
2023(35歳) | 楽天 | 4億7500万円 | 24試 7勝11敗 防4.91 | – |
2024(36歳) | 楽天 | 2億6000万円 | – | – |
- NYY:ニューヨーク・ヤンキース
メジャー移籍前は日本で無双
2006年ドラフト1位で楽天に入団した田中将大投手は、ルーキーイヤーから11勝をあげて大活躍。
そこから順調に活躍していきます。
2011年には19勝5敗で防御率1.27、2013年には24勝0敗で防御率1.27と、完全に無双状態。
毎年のように年俸が上がっていき、シーズン無敗記録を達成した2013年オフにポスティングでMLBへ移籍。
ポスティング移籍で楽天に残した譲渡金はいくら?
この時の譲渡金のルールは、日本の球団が2,000万ドル(約24億円)を上限に自由に設定でき、支払う意思がある球団が交渉を行えるというものでした。
当然、日本で圧倒的な成績を残した田中将大投手の市場価値は高いため、楽天は上限の2,000万ドルに設定。
結果的に2,000万ドルの譲渡金で落札したのが、ニューヨーク・ヤンキースでした。
メジャーリーグでの契約総額は過去最高額
この時に田中投手がヤンキースと締結した契約が、物議を呼ぶほどの大型契約でした。
まだMLBで1球も投げていない田中投手が得たこの契約に関しては、MLBでキャリアがあるのにFAで契約が決まらない選手からの不満が出ていたという報道がありました。
この契約総額は、歴代日本人メジャリーガーの中で最高額でした(契約当時)。
2023年オフに大谷選手が10年7億ドルで一気に抜きました。
田中将大はメジャーリーグ年金をもらえる
MLBには10年プレイで満額に達し、年額23万ドル(2800万円)もらえる年金制度があります。
10年プレイしなくとも、メジャー登録が43日到達で年金受給資格が発生するため、田中投手もメジャーリーグの年金をもらうことができます。
田中投手は7年フルに登録されているので、年金を16万1000ドル(約1900万円)ほどもらえる計算です。
この年金は62歳から一生涯続くタイプのもので、繰り上げ受給も可能という優れたシステムで運用されています。
とはいえ、田中投手クラスになると、莫大な年俸を元手にした投資の方が得られる金額が大きそうですが…
田中将大の生涯年俸は?
楽天・田中将大投手の生涯獲得年俸額は約208億円です。
NPB契約金 | 1億円 |
NPB総年俸額 | 38億500万円 |
MLB契約金+年俸額 | 約169億円 |
生涯年俸(日本円) | 約208億円 |