日本プロ野球を経由せずにMLBチームとメジャー契約を締結した唯一の日本人選手である田澤純一選手。
主にボストン・レッドソックスで活躍し、MLB通算388登板を誇ります。
この記事では、田澤純一選手のメジャー時代の年俸推移と年度別成績、現在の仕事内容やメジャーリーグの年金額について紹介していきます。
田澤純一の現役時代の年俸推移と年度別成績【メジャー/台湾】
田澤純一選手のメジャー・台湾時代の年俸推移と年度別成績がこちら。
年度(満年齢) | チーム | 年俸(ドル) | 年俸(日本円) | 成績 | 追記事項 |
---|---|---|---|---|---|
2009(23歳) | BOS | $450,000 | 5400万円 | 6試 2勝3敗 防7.46 | 契約金$1,800,000 3年契約1年目 |
2010(24歳) | BOS | $500,000 | 6000万円 | メジャー登板なし | 3年契約2年目 |
2011(25歳) | BOS | $550,000 | 6600万円 | 3試 0勝0敗 防6.00 | 3年契約3年目 |
2012(26歳) | BOS | $920,000 | 1億1000万円 | 37試 1勝1敗1S 5H 防1.43 | – |
2013(27歳) | BOS | $815,000 | 9800万円 | 71試 5勝4敗 25H 防3.16 | – |
2014(28歳) | BOS | $1,275,000 | 1億5300万円 | 71試 4勝3敗 16H 防2.86 | – |
2015(29歳) | BOS | $2,250,000 | 2億7000万円 | 61試 2勝7敗3S 16H 防4.14 | – |
2016(30歳) | BOS | $3,375,000 | 4億500万円 | 53試 3勝2敗 16H 防4.17 | オフにFA |
2017(31歳) | MIA | $5,000,000 | 6億円 | 55試 3勝5敗 9H 防5.69 | 2年契約1年目 |
2018(32歳) | MIA DET LAA | $7,087,900 | 8億5000万円 | 31試 1勝1敗 2H 防7.07 | 2年契約2年目 |
2019(33歳) | CHC CIN | 不明 | 不明 | メジャー登板なし | マイナー契約 |
2020(34歳) | 埼玉武蔵 | – | 不明 | 16試 2勝0敗 防3.94 | – |
2021(35歳) | 味全 | $120,000 | 1400万円 | 58試 4勝4敗30S 7H 防3.56 | – |
- BOS:ボストン・レッドソックス
- MIA:マイアミ・マーリンズ
- LAA:ロサンゼルス・エンゼルス
- CHC:シカゴ・カブス
- CIN:シンシナティ・レッズ
いきなりメジャー契約でのプロ入り
2008年にアマチュアFAとしてボストン・レッドソックスに入団した田澤純一選手。
アマチュアFAの状態でいきなりメジャー契約を締結したのは異例で、田澤選手が唯一の事例です。
MLB挑戦時は「田澤問題」など言われ叩かれる風潮もありましたが、結果を出してアンチの声を黙らせた凄い選手です。
メジャーでは主にセットアッパーとして活躍し、2013年にはワールドシリーズ制覇を経験しています。
その時のチームメイトには上原浩治氏もおり、上原氏はクローザーとして日本人唯一のワールドシリーズにおける胴上げ投手の名誉に輝いています。
- ワールドシリーズ制覇(2013年)
2シーズン連続で71試合に登板した勤続疲労もあってか、30歳前後から成績が徐々に悪化。
2018年シーズンをもってMLBの舞台からは離れている状態で、その後は台湾やメキシコ、日本の独立リーグなどでプレイしました。(後述)
田澤純一のメジャー・台湾時代の生涯年俸は?
田澤純一選手のメジャー・台湾時代の生涯年俸は28億9700万円です。
項目 | 金額(ドル) | 金額(日本円) |
---|---|---|
アマチュアFA契約金 | $1,800,000 | 2億1600万円 |
MLBでの年俸総額 | $22,222,900 | 26億6700万円 |
台湾での年俸総額 | $120,000 | 1400万円 |
生涯年俸 | $24,142,900 | 28億9700万円 |
田澤純一の現在の仕事内容は?
田澤純一選手はMLBで最後のチームとなったレッズ退団後は各国のリーグを転々とした後、現在は社会人野球のENEOSに所属しています。
- 2020年:埼玉武蔵ヒートベアーズ(ルートインBCリーグ)
- 2021年:味全ドラゴンズ(台湾)
- 2022年5月~6月:ドゥランゴ・ジェネラルズ(メキシコ)
- 2022年9月~現在:ENEOS(社会人野球)
2023年9月には侍ジャパン社会人代表メンバーに選出され、未だに元メジャーリーガーとしての影響力は抜群です。
田澤純一のメジャー年金はいくらもらえる?
田澤純一選手のメジャーリーグ年金は約2100万円と推測されます。
メジャーリーグ年金は2300万ドル(2800万円)を満額として、ベンチ入り日数分に応じてもらえるものです。
このMLBの年金は非常に優秀で、62歳以降一生涯に渡り受け取ることができます。
アメリカドルベースなので為替リスクこそあれど、田澤選手は62歳以降安定した老後を送ることができそうです。
とはいえ、この年金に頼らなくてもいいくらいの生涯年俸を稼ぎました。