ネット上の定番ネタになっていると言っても過言ではない「33-4」。
そして、33-4と密接に関連するのが「なんでや!阪神関係ないやろ!」で、2つとも過去の日本シリーズが元ネタとなっています。
この記事では、阪神の日本シリーズに関連する2つのネタ「33-4」「なんでや!阪神関係ないやろ!」について紹介していきます。
【阪神】「33-4」とは?
「33-4」とは、2005年の日本シリーズで阪神がロッテにスコア合計33-4で敗北したことを指します。
過去に類を見ないほどの大敗っぷりから、合計スコアの「33-4」がネットスラングとして定着しました。
2005年日本シリーズのスコア詳細
戦 | スコア |
---|---|
第1戦 | 10-1(濃霧コールド) |
第2戦 | 10-0 |
第3戦 | 10-1 |
第4戦 | 3-2 |
合計 | 33-4 |
下剋上が悲劇度合いを加速
ロッテが2位からの下剋上で日本一となったことが悲劇度合いを加速させることとなりました。
このシリーズ含め下剋上が続いたことで、後にシーズン1位チームが無条件で1勝のアドバンテージを得られるように変更されました。
ロッテがポスターで煽った事例も
ロッテは毎年、交流戦の時期にセ・リーグチームを煽るポスターを作っていますが、2017年と2018年の2年連続で「33-4」をモチーフにしたポスターを作成して話題になりました。
- 4コマ漫画風
- 「濃霧コールド33得点」「忘れタイガー忘れられない”トラ”ウマの四連敗‼」などとド直球での煽り
※ねとらぼで実物ポスターを見られます。
- アンビグラムという上下双方向で読める文字を採用
- 上から読むと「六甲(熱唱)」、下から読むと「334(の虎ウマ)」
- 「33-4」へのトラウマを煽る内容
※デイリースポーツで実物ポスターを見られます。
阪神ファンからすると屈辱以外の何物でもありません。
【33-4と深く関係】「なんでや!阪神関係ないやろ!」とは?
33-4と深く関係する「なんでや!阪神関係ないやろ!」は、因縁のロッテが再び2010年の日本シリーズに出場した時に生まれました。
テレビ中継で、ロッテの直近の日本シリーズのハイライト(すなわち33-4)が繰り返し流されたことで、ネット上で33-4が再びトレンドに。
あの悲劇から5年が経って再び世間から煽られる事態に、阪神ファンが「なんでや!阪神関係ないやろ!」と言ったのが語源となっています。
略称として「な阪関無(な神関無)」「NHK」が浸透しており、場合によっては「な」一文字だけで通じる場合も。
「33-4」「なんでや!阪神関係ないやろ!」の使い方
「33-4」と「なんでや!阪神関係ないやろ!」はセットで使われます。
- 「33-4」を連想させる数字を言う。(例:打率.334、3時34分、令和3年3月4日、など)
- 「なんでや!阪神関係ないやろ!」と返すのがお約束。
要するに言葉遊びです。
33-4の扱い
「33-4=2005年の日本シリーズでの大敗」を意味しており、日本シリーズで似たような惨敗が起きそうになると度々話題になります。
直近で33-4に一番近づいたのが2020年の日本シリーズで、巨人が26-4で大敗。
この時も元ネタとして33-4が頻繁に取り上げられ、知名度の高さを見せつけました。
2023年も33-4は健在
岡田監督の指揮のもと、リーグ優勝を成し遂げた2023年の阪神。
なんと監督就任会見を行った2022年10月16日からちょうど334日目にリーグ優勝を決めたことが判明しています。
岡田監督は33-4の時の監督でもあります。