この記事では、MLBロサンゼルス・ドジャースの選手年俸ランキング、チーム年俸総額、贅沢税について紹介していきます。
【2024年】ロサンゼルス・ドジャースの選手年俸ランキングTOP10
2024年のドジャースの年俸ランキングTOP10は以下の通り。
後払いや契約金は抜きにした純粋な年俸額です。
順位 | 選手名 | 年齢 | ポジション | ベース年俸 | 合計年俸(日本円) |
---|---|---|---|---|---|
1 | 大谷翔平 | 29 | SP/DH | $70,000,000 | 84億円 |
2 | フレディ・フリーマン | 34 | 1B | $27,000,000 | 32億4000万円 |
3 | ムーキー・ベッツ | 31 | 2B | $25,000,000 | 30億円 |
4 | テオスカー・ヘルナンデス | 31 | RF | $23,500,000 | 28億2000万円 |
5 | タイラー・グラスノー | 30 | SP | $15,000,000 | 18億円 |
6 | クリス・テイラー | 33 | 2B | $13,000,000 | 15億6000万円 |
7 | ジェイソン・ヘイワード | 34 | RF | $9,000,000 | 10億8000万円 |
8 | ウィル・スミス | 29 | C | $8,550,000 | 10億2700万円 |
9 | ウォーカー・ビューラー | 29 | SP | $8,025,000 | 9億6300万円 |
10 | ジョー・ケリー | 36 | RP | $8,000,000 | 9億6000万円 |
【2024年ドジャース】チーム年俸総額は?2023年との比較も
ドジャースの2023~24年のチーム年俸総額は以下の通り。※2024年の金額は2024/3/1現在
年度 | チーム年俸総額(ドル) | チーム年俸総額(日本円) |
---|---|---|
2023 | $240,278,296 | 288億3300万円 |
2024 | $216,391,652 | 259億6700万円 |
ここで言う年俸総額とは、2024年に実際に選手に支払われる年俸の合計です。
大谷翔平、テオスカー、山本由伸など大型補強したのになぜ総年俸は減った?
2023年オフはMLB最高年俸で大谷翔平を獲得、続いて山本由伸やテオスカー・ヘルナンデスなど大型補強をしたドジャース。
それなのになぜチーム年俸総額が減ったのか?と疑問に思うかもしれませんが、これには2つ理由があります。
まずは一部選手に給料後払いを設定している点。
選手名 | 2024年年俸 | 後払いに回す金額 | 2024年実質年俸 |
---|---|---|---|
大谷翔平 | 7000万ドル | 6800万ドル | 200万ドル |
ムーキー・ベッツ | 3000万ドル | 800万ドル | 2200万ドル |
フレディ・フリーマン | 2700万ドル | 700万ドル | 2000万ドル |
テオスカー・ヘルナンデス | 2350万ドル | 850万ドル | 1500万ドル |
これにより、年俸総額(年間支出)としては金額を抑えられています。
ただし贅沢税計算用の年俸総額は別です。(後述)
もう一点は、2023年に試合に出場していない選手に支払っていた年俸支払いが終わった、また一部選手の年俸大幅カットを実現したことが挙げられます。
2023年からドジャース負担の年俸が減少した選手は以下の通り。(一部)
選手名 | 2023年ドジャース負担 | 2024年ドジャース負担 |
---|---|---|
トレバー・バウアー | $22,537,634 | $0 |
クレイトン・カーショー | $20,000,000 | $5,000,000 |
ノア・シンダーガード | $10,232,290 | $0 |
特にバウアーは、一連の騒動でリリースした後も年俸総額の10%近くを占める巨額年俸を支払わないといけない不良債権と化していました。
ドジャース側からすれば無駄な支出が2023年で終わり、年俸総額が減少。
その結果、後払いなども合わせて効率的に戦力強化が行えました。
【2024年ドジャース】贅沢税ラインは超える?
2024年のドジャースは、贅沢税ラインを超えると予想されています。※シーズン前予想
2023年と比較して2.5倍近く上昇する見込みです。
年度 | 贅沢税対象年俸額 | 贅沢税ライン | 贅沢税支払い額 |
---|---|---|---|
2023 | 2億6819万8867ドル | 2億3300万ドル | 1942万3297ドル |
2024 | 3億669万8048ドル | 2億3700万ドル | 5122万853ドル |
贅沢税の対象に使われる年俸額は、契約総額を契約年数で割って求められます。
例えば、山本由伸の2024年の年俸額は500万ドルですが、贅沢税の計算には契約総額(3億2500万ドル)を契約年数(12年)で割った2708万3333ドルが12年間使われることになります。
途中でオプトアウトがなければの話です。
また、大谷翔平も後払いで減額があったとはいえ、贅沢税の計算用の年俸額としては4608万1476ドルでかなりの高額。
これにより、実際に支払われる年俸総額は減少したものの、贅沢税は増えてしまいました。