11月上旬に日本一が決まり、その後秋季キャンプが終わると、12月からはオフシーズンとなります。
そこから春のキャンプまでの短いオフにはなりますが、その間選手たちは何をしているのでしょうか?
この記事では、プロ野球のオフシーズンがいつからいつまでなのか、その期間中に選手は何をしてるのかについて紹介していきます。
【プロ野球】オフシーズンはいつからいつまで?
プロ野球において、オフシーズンは12月1日から翌年1月31日までです。
統一契約書に保有期間が定められている
プロ野球の統一契約書によると、2月1日から11月30日までが球団保有期間となっています。
つまり、その期間中は球団の保有状態にあるため、首脳陣から練習しろと言われれば、選手は練習に参加する義務が発生します。
逆に球団保有期間から外れる12月1日から翌年1月31日までの間は、完全に選手自身の裁量で練習することもできるし、休むこともできるという期間になります。
【プロ野球】オフシーズンに選手は何してる?
ここではプロ野球選手がオフシーズンに何をしているのか解説します。
【最重要】契約更改
プロ野球選手のオフで一番重要なイベントが契約更改。
契約更改では、球団側が今年の選手の活躍度合いから次年度の年俸を算出し、選手と交渉を行います。
選手が金額に合意すれば統一契約書に「サイン」し、合意しなければサインせず「保留」となります。
ファンからすると契約更改は「オフの風物詩」と言えます。
選手側の最悪のシナリオは「戦力外通告」。
その名の通り「来年の契約を結びません」という通告であり、戦力外通告を受けると選手は職を失うことになります。
FA移籍・現役ドラフト・トレード移籍
オフは選手の移籍が活発になる時期でもあります。
まずFA(フリーエージェント)の権利を持っている選手は、権利を行使することで他球団への移籍が可能になります。
12月に行われる現役ドラフトでは、各球団の選手が必ず1人以上移籍します。
2022年の現役ドラフトで移籍した大竹選手(阪神)、細川選手(中日)などが大活躍しており、来年のプロ野球の勢力図を変えるかもしれない重要なイベントとなっています。
現役ドラフトでは欲しい選手をピンポイントで取れないというデメリットがあるため、トレードを仕掛ける球団もあります。
過去には大型トレードが決まった事例もあり、目が離せません。
メディア出演
人気選手になると、副業としてメディア出演をすることも可能。
オフシーズンに現役プロ野球選手が出演する主なテレビ番組一覧がこちら。
- プロ野球 珍プレー好プレー大賞
- リポビタンスペシャル 超プロ野球 ULTRA
- とんねるずのスポーツ王は俺だ!! 5時間スペシャル リアル野球BAN
特にリアル野球BANは屈指の人気コンテンツです。
その他、全国ネットでなくても地元の情報番組にゲストで呼ばれたり、ラジオに出演したり、YouTubeに出演したりと選手によっては忙しいオフを送ることになります。
過去にはメジャー挑戦前の鈴木誠也選手が、上原浩治氏のYouTubeに出演したこともありました。
休養&トレーニング
選手は長いシーズンを戦ってきて疲労も蓄積しているので、オーバーホールを適宜行いつつ、トレーニングも継続して行っています。
1シーズンを終えて反省点を見つけ、自分の弱点を補うように肉体強化やフォーム改造を行っていきます。
成績が出なくなったらクビになる世界なので、自分を磨き続ける必要があります。
春季キャンプ前の自主トレ
選手は春季キャンプに入る前、1月の上旬ぐらいから自主トレを行います。
これは前述のトレーニングよりもさらに強度を上げたものとなっており、キャンプインに向けて体を仕上げる作業になります。
最近は春季キャンプ初日から紅白戦をするなど、選手に早い仕上げを求める球団も出てきました。
最近は、著名な選手が違う球団の若手と一緒に自主トレをする光景も目にするようになり、そういった姿勢はプロ野球界全体のレベルの底上げに貢献していると言われています。
【プロ野球】オフシーズンはいつからいつまで?選手は何してる?【まとめ】
この記事では、プロ野球のオフシーズンがいつからいつまでなのか、その期間中に選手は何をしてるのかについて紹介しました。
プロ野球において、オフシーズンは12月1日から翌年1月31日までです。
オフの間、選手は休養を取りつつメディア出演や自主トレを行い、翌年の春季キャンプに備えるような形となります。