2023年オフ、大谷翔平選手がエンゼルスからドジャースへ移籍。
ドジャースとエンゼルスは共にロサンゼルスに本拠地を置くチームで、両球団が戦う試合はフリーウェイ・シリーズとも言われます。
この記事では、ドジャースとエンゼルスの関係について場所や歴史の観点から紹介していきます。
ドジャースとエンゼルスの地理的関係は?
ドジャースとエンゼルスは同じロサンゼルス大都市圏内に属するチームではあるものの、ドジャースはロサンゼルス郡、エンゼルスはオレンジ郡と別の郡に本拠地があります。
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ドジャースとエンゼルスの本拠地はどれだけ離れている?
ドジャースとエンゼルスの本拠地は車で大体40分くらい、距離にして約50kmしか離れていません。
フリーウェイ(高速道路)の「I-5S」ですぐのため、ドジャースとエンゼルスが戦う試合は「フリーウェイ・シリーズ」と呼ばれています。
ドジャースとエンゼルスはどっちがお金持ち?
ドジャースとエンゼルスでは、圧倒的にドジャースの方がお金持ち。
ここではその理由を解説していきます。
MLBのお金持ち球団ランキングは下記の記事から。
ドジャースとエンゼルスの本拠地がある都市の人口がそもそも違う
ドジャースの本拠地はロサンゼルス郡ロサンゼルスにあり、人口は約1000万人。
一方で、エンゼルスの本拠地はオレンジ郡アナハイムにあり、人口は約35万人。
オレンジ郡全体でも約320万人で、全米屈指の人口を誇るロサンゼルスには勝てません。
ちなみにドジャースとエンゼルスの2023年観客動員数は下記の通り。
ドジャース | 383万7079人 |
---|---|
エンゼルス | 264万575人 |
年間の入場者数で約120万人の開きがあります。
自前の放映権収入
MLBの各チームは、MLB機構が一括で管理する放映権収入の分配を受けることが可能。それに加えてスタジアムでのチケットやグッズの売上が球団の主な収入となります。
大都市圏に本拠地があるチーム(ヤンキースやメッツ、レッドソックスなど)は、上記に加えて自前の放送局を持ち、そこからの放映権収入もあります。
全米屈指の大都市圏にあるドジャースも自前の放送局「SportsNet LA」を持っており、そこからの放映権収入もあります。
SportsNet LAには、ドジャースのオーナー企業の親会社「グッゲンハイム・パートナーズ」の資本が50%入っています。
MLBは戦力均衡の目的で、球場の広告収入からグッズ収入に至るまで、得た収入の一部をMLB機構に税金のように納め、それを均等に分配するという仕組みがあります。
ところが自前の放送局から得る収入はMLBに「税金」を納める必要がなく、利益を総取りできるため、ドジャースのような一部の球団はお金持ち球団になれるのです。
ちなみに「大谷選手にインタビューする美人レポーター」とメディアで紹介されるのは、ドジャースの自前の放送局「SportsNet LA」に所属しているキルステン・ワトソンさんです。
ドジャースとエンゼルスはどっちが強い?これまでの勝敗は?
ここでは、ドジャースとエンゼルスがどちらが強いのか比較していきます。
チームの歴史としてはドジャース優勢
チームの歴史を見てみると、ドジャースがレギュラーシーズンとポストシーズンの両方において優勢です。
比較項目 | ドジャース(1958~) | エンゼルス(1961~) |
---|---|---|
シーズン勝率 | .547 | .497 |
ワールドシリーズ制覇 | 7回 | 1回 |
リーグ制覇 | 12回 | 1回 |
ポストシーズン進出 | 28回 | 10回 |
直接対決ではエンゼルス優勢
一方でドジャースとエンゼルスの直接対決においては、エンゼルスが一歩リード。
比較項目 | ドジャース勝利数 | エンゼルス勝利数 |
---|---|---|
直接対決勝利数 | 71勝 | 73勝 |
得点数 | 604点 | 599点 |
2024年シーズンのドジャースVSエンゼルスの試合は4試合(現地時間で6/21~22、9/3~4)組まれており、一気にドジャースが勝ち越す可能性を秘めています。