ソフトバンクから阪神移籍後に一気に人生が変わった大竹耕太郎投手。
大竹投手はトレードではなく、実は現役ドラフトで阪神に移籍しているのですが、現役ドラフトの駒になったのはなぜなのでしょうか?
この記事では、阪神・大竹投手が現役ドラフトで移籍した理由について紹介していきます。
大竹耕太郎はトレードではなく現役ドラフトで阪神へ移籍
大竹投手はトレードではなく、現役ドラフトで阪神へ移籍しています。
トレードと勘違いする方が多いのも無理はないことで、トレードと現役ドラフトは本質的に同じものです。
トレードと現役ドラフトの違いは?
トレードと現役ドラフトの大きな違いは、交換相手が分かるか分からないかです。
トレードは他球団の交換相手を指名して、その選手と釣り合う自球団の選手と交換します。
現役ドラフトは12球団がそれぞれ「現状一軍戦力としては考えていない」選手を出し合い、決まった指名順に沿ってドラフトのように獲得していくものです。
これに加えて、トレードは任意、現役ドラフトは強制参加という違いもあります。
現役ドラフトは強制参加のため、全球団が必ず選手を出さなければなりません。
そのため、ソフトバンクは渋々大竹投手を現役ドラフトの対象者に指名した可能性があります。
ソフトバンクはあまりトレードしない
ソフトバンクは近年あまりトレードをしない傾向にあります。
直近のトレードは2021年7月5日の阪神とのトレード(中谷将大選手と二保旭投手)で、ここ2年間トレードをしていません。
ソフトバンクはチーム内に選手が充実しており、選手不足に陥ることがなく、多少怪我人が出てもカバーできる体制があります。
ソフトバンクは世界一を目指していて、育成システムがかなり充実しています。
外部から補強をする時はFAがもっぱらで、トレードで自前の育てた選手を放出するくらいなら内部昇格させたい、と思っているのかもしれません。
これらのことから、ソフトバンクは現役ドラフトがなければ、大竹投手を手放すつもりはなかったかもしれません。
大竹耕太郎はなぜ現役ドラフトの対象になったか?
どうして大竹投手が現役ドラフトの対象者になったのか?については2つの理由が考えられます。
- 年齢的な問題と評価
- ソフトバンクの育成方針にマッチしていなかった
それぞれ詳しく解説していきます。
年齢的な問題と評価
大竹投手の年齢は2023年で28歳です。
年数を重ねて一軍登板もそれなりにあり、ソフトバンク球団内の評価も固まりつつありました。
そんな中、後述する方針との不一致などからソフトバンクの中では厳しい状況に置かれていたのは間違いなさそうです。
年俸も徐々に下がっていました。
ソフトバンクの方針にマッチしていなかった
「ソフトバンクは球速重視」と自身が語っていたことがあり、大竹投手はソフトバンクの育成方針にマッチしていなかった可能性が高いです。
大竹投手の持ち味は抜群のコントロールであるにもかかわらず、ソフトバンクの投手陣の評価ポイントは球速。
組織に属する以上はソフトバンクの方針に従う必要があり、大竹投手は「球速を出さなければならない」と力んだことでさらに球速が落ちる悪循環に陥っていたことを告白しています。
ソフトバンクも方針にマッチしていないと感じていたため、大竹投手を現役ドラフトのリストに入れたと考えられます。
大竹耕太郎はトレードではなく現役ドラフトで阪神移籍!なぜなのか理由を解説!【まとめ】
この記事では、阪神・大竹投手が現役ドラフトで移籍した理由について紹介しました。
ソフトバンクは直近あまりトレードを行っていない球団で、大竹投手はトレードでの移籍ではなく、全球団が絶対に参加しなければならない現役ドラフトでの移籍です。
現役ドラフトにかけられた意図として考えられるのは、年齢とソフトバンクの方針との不一致です。