2023年WBCで見事に世界一を成し遂げた侍ジャパンの栗山英樹監督。
栗山監督は2023年5月31日に任期満了に伴い、その役目を終えます。
そこでこの記事では、侍ジャパンの次期監督は誰なのか、歴代監督や決め方から予想していきます。
侍ジャパンの歴代監督
ここではオールプロになってからの侍ジャパン歴代監督を取り上げて紹介していきます。
氏名 | 任期 | 参加大会 | 就任時年齢 |
---|---|---|---|
長嶋茂雄 | 2002年~2004年 | アジア選手権(優勝) | 66歳~68歳 |
中畑清(監督代行) | 2004年 | 北京オリンピック(3位) | 50歳 |
王貞治 | 2005年~2006年 | 2006年WBC(優勝) | 65歳~66歳 |
星野仙一 | 2007年~2008年 | 北京オリンピック(4位) | 60歳~61歳 |
原辰徳 | 2008年~2009年 | 2009年WBC(優勝) | 50歳~51歳 |
山本浩二 | 2012年~2013年 | 2013年WBC(3位) | 66歳~67歳 |
小久保裕紀 | 2013年~2017年 | 2015年プレミア12(3位) 2017年WBC(3位) | 42歳~46歳 |
稲葉篤紀 | 2017年~2021年 | 2019年プレミア12(優勝) 東京オリンピック(優勝) | 45歳~49歳 |
栗山英樹 | 2021年~2023年 | 2023年WBC(優勝) | 60歳~62歳 |
オールプロになってから8人の監督
2002年に長嶋茂雄さんが監督を務める時から、侍ジャパンはオールプロ化しました。
そこから長嶋さん含め8人の監督が誕生しています。
初期はレジェンドが続いたが、近年は若手登用も目立つ
侍ジャパン初期の頃は、王・長嶋のONに始まり、闘将星野さん、ミスター赤ヘル・山本浩二さんなどのレジェンド級の起用が続きました。
その後、原さんを挟み、小久保さん、稲葉さんと現役時代に強烈なリーダーシップを発揮した40代の登用が続きました。
そして日本ハムで豊富な監督経験がある栗山監督と繋がります。
栗山監督が成し遂げたWBC世界一はかなり話題になり、映画化されました。
侍ジャパンの監督は、勝てば称賛され負ければ叩かれる厳しい職業です。
侍ジャパンの監督の決め方は?
侍ジャパンの監督の決め方は、日本野球協議会にある「侍ジャパン強化委員会」が選出しています。
委員会メンバーは以下の通り。
肩書 | 名前 |
---|---|
委員長 | 井原 敦(日本野球機構) |
副委員長 | 筒井 崇護(日本野球連盟) |
委員 | 鈴木 清明(広島) |
委員 | 加茂 浩將(中日) |
委員 | 横田 昭作(オリックス) |
委員 | 豊田 耕太郎(千葉ロッテ) |
委員 | 安部井 寛(日本野球機構) |
委員 | 小倉 好正(日本高等学校野球連盟) |
委員 | 菅原 悦郎(全日本大学野球連盟) |
委員 | 高見 泰範(日本野球連盟) |
委員 | 中島 梨沙(全日本野球協会) |
委員 | 平野 裕一(全日本野球協会) |
委員 | 西原 研志(NPBエンタープライズ) |
アマチュア球界、プロ球界、有識者が一体となって、侍ジャパン次期監督の選考を行います。
【侍ジャパン】栗山監督の後任監督候補は誰?
歴代の侍ジャパン監督の傾向から、次期監督候補に必要とされる能力として以下が必須です。
- 突出した選手実績もしくは監督実績
- 抜群の知名度
- 現役でプロ野球監督でない
現在、報道されている次期監督候補をまとめていきます。
名前 | 生年月日 | 選手実績 | 監督実績 | 可能性 |
---|---|---|---|---|
工藤公康 | 1963年5月5日 (年齢 60歳) | 通算224勝 | 通算558勝 日本一5回 | ◎ |
古田敦也 | 1965年8月6日(57歳) | 通算2097安打 ゴールデングラブ10度 | 通算130勝 Aクラス1回 | 〇 |
井端弘和 | 1975年5月12日 (48歳) | 通算1912安打 ゴールデングラブ7度 | なし | △ |
吉井理人 | 1965年4月20日(58歳) | 通算121勝 | 2023年からロッテ監督 日本代表投手コーチ経験 | △ |
松坂大輔 | 1980年9月13日(42歳) | 通算170勝 WBC通算6勝 | なし | △ |
井口資仁 | 1974年12月4日(48歳) | 通算2254安打 盗塁王2回 | 通算324勝 Aクラス2回 | △ |
高橋由伸 | 1975年4月3日(48歳) | 通算1753安打 ゴールデングラブ7度 | 通算210勝 Aクラス2回 | △ |
イチロー | 1973年10月22日(49歳) | 通算4367安打 首位打者9回(NPB7、MLB2) ゴールデングラブ17回(NPB7、MLB10) MVP4回(NPB3、MLB1) その他多数 | なし | × |
松井秀喜 | 1974年6月12日(48歳) | 通算2643安打、507本塁打 首位打者1回(NPB) 本塁打王3回(NPB) 打点王3回(NPB) | なし | × |
侍ジャパンの次期監督候補の中で一番有力なのは、前ソフトバンクホークス監督の工藤公康さんと伝えられています。
就任7年で5回日本一に導いた短期決戦の強さ、ソフトバンクホークスという常勝軍団を率いた手腕が評価されているポイントです。
次点で古田敦也さん。
選手時代の実績や知名度は抜群ですが、監督としての実績が乏しいことから次点になっているようです。
球界再編問題の時に矢面に立って日本球界を守ったレジェンドなので、どこかで監督をやってほしいという声が絶えない方でもあります。
イチローさんや松井秀喜さんの名前もあがっていますが、彼らは現在それぞれマリナーズやヤンキースで要職についているので、厳しいのではないかという声が多いです。
イチローさんは、過去2006年の2009年のWBCに参加し優勝経験があることから、タイミングさえ合えば監督就任もあり得ない話ではなさそうです。
逆に松井秀喜さんは、選手時代にWBCの出場を辞退していることから、監督就任の可能性もかなり低いと思われます。
【侍ジャパン】次期監督候補は誰?歴代監督とその決め方も紹介!【まとめ】
この記事では、侍ジャパンの次期監督は誰なのか、歴代監督や決め方から予想してきました。
次期監督に関しては、工藤公康さんが有力で、次点として古田敦也さん、ダークホースとしてイチローさんという報道が多くあります。
栗山監督で世界一を成し遂げた次の監督にかかる期待は高く、誰になるのか非常に楽しみですね!