かつて西武と中日で強打の右打者として活躍し、現在は中日ドラゴンズでコーチを務めている和田一浩さん。
そんな和田一浩さんがすごいと話題になっていて、検索する方が多いようです。
そこでこの記事では、和田一浩さんが凄い理由3選として紹介していきます。
和田一浩がすごい理由①性格が温厚すぎる
和田一浩さんのすごいところ1つ目は、抜群の性格の良さです。
温厚で後輩から慕われる
和田さんの性格の良さを現すエピソードとして、東北福祉大学在籍時の話があります。
大学で和田さんの1学年下の後輩だった門倉健さんは、和田さんのことを「すごく温厚だった」と話しています。
すごく温厚な方で僕は和田さんに怒られた記憶がまったくありません。和田さんは4年生のときにキャプテンに就任されたんですが、みんながやりやすいようにと周囲に気を配る人で部員みんなから信頼されていましたね。
東京スポーツより引用
和田さんが大学の頃はまだ上下関係がバリバリに厳しい時だったはずなので、いかに人間性が優れていたかが分かりますよね。
性格が優しすぎてキャッチャーをクビに
和田さんはキャッチャーとして西武に入団しました。
当時、西武のキャッチャーと言えば伊東勤さんという不動のレギュラーがいる状態。
なので、入団後の数年間は一塁手や外野手を兼任しながら、得意の打撃を武器に出場機会を増やしていきますが、大ブレイクには至らず。
その中、2002年から監督に就任した伊原春樹さんがキャッチャーから外野へ完全にコンバートしたことで、完全に開花します。
キャッチャーを実質にクビになったわけですが、その理由を伊原監督自身が「和田は温厚で優しく、厳しいリードができない」と語っています。
根底には「どうしても和田の打撃を活かしたい」という伊原監督の強い思いがありました。
近年で名捕手と言えば、古田敦也さん、谷繫元信さん、城島健司さんなど一癖あって勝ち気な人達ばかりです。
優しすぎる人はキャッチャーに不向きというのは、伊原監督も分かっていたのでしょうね。
和田一浩がすごい理由②超大器晩成
和田一浩さんがすごい理由2つ目は、超大器晩成すぎるところです。
20代最後の年にやっとプチブレイク
和田さんは25歳の年でプロデビューしているので、そもそもキャリアとしては遅いスタートとなりました。
それに加えて、伊東勤さんという不動のレギュラーがいる中で、20代はほとんど活躍の機会がありませんでした。
活躍の兆しが見え始めたのが2000年の28歳の時で、規定打席には達しなかったものの打率3割を達成。
その翌年29歳の時には、打率3割に加えて初の2桁ホームランとなる16本を打ってプチブレイクします。
20代は通算149安打で20本塁打と、まさか後に2000本安打を達成するとは誰も思わなかったことでしょう。
30代でようやくレギュラーを掴んで長く活躍
先述の通り、2002年に監督に就任した伊原春樹さんによって外野にコンバート。
そこから和田さんは41歳までレギュラーとして活躍し、最終的には43歳まで現役を続けて通算2050安打で引退します。
38歳でホームラン37本、42歳でも16本をあの広いナゴヤドームで記録していることから、卓越した打撃技術と強い体を持っていたことが分かります。
現役最終年も3割近く打っていたので、実際まだできましたよね。
和田一浩の通算成績
年度 | 年齢 | 試合数 | 打席 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1997 | 25歳 | 17 | 22 | 4 | 0 | 2 | .190 |
1998 | 26歳 | 36 | 57 | 17 | 3 | 8 | .333 |
1999 | 27歳 | 20 | 53 | 13 | 0 | 3 | .271 |
2000 | 28歳 | 55 | 189 | 52 | 1 | 24 | .306 |
2001 | 29歳 | 82 | 236 | 63 | 16 | 34 | .306 |
2002 | 30歳 | 115 | 472 | 140 | 33 | 81 | .319 |
2003 | 31歳 | 126 | 540 | 162 | 30 | 89 | .346 |
2004 | 32歳 | 109 | 473 | 126 | 30 | 89 | .320 |
2005 | 33歳 | 129 | 542 | 153 | 27 | 69 | .322 |
2006 | 34歳 | 131 | 566 | 144 | 19 | 95 | .298 |
2007 | 35歳 | 138 | 548 | 158 | 18 | 49 | .315 |
2008 | 36歳 | 136 | 560 | 157 | 16 | 74 | .302 |
2009 | 37歳 | 144 | 592 | 156 | 29 | 87 | .302 |
2010 | 38歳 | 144 | 602 | 171 | 37 | 93 | .339 |
2011 | 39歳 | 131 | 522 | 103 | 12 | 54 | .232 |
2012 | 40歳 | 144 | 586 | 145 | 9 | 63 | .285 |
2013 | 41歳 | 142 | 581 | 136 | 18 | 76 | .275 |
2014 | 42歳 | 90 | 356 | 85 | 16 | 65 | .281 |
2015 | 43歳 | 79 | 234 | 65 | 5 | 26 | .298 |
合計 | 1968 | 7731 | 2050 | 319 | 1081 | .303 |
和田一浩がすごい理由③打球がおかしい
和田一浩さんが一番すごいのは、打球がおかしいところです。
えぐい弾道のホームランと言えば、藤川球児投手を相手に放った甲子園での弾丸ライナーホームランが今でも度々話題に上がるほどです。
打たれた藤川球児さんは、「あれはピッチャーライナーと思った」と後にYouTubeで語っています。
和田さんの打球はライナー性の弾道ですが、強烈なバックスピンがかかっているのでホップします。
打ち出しのところでは外野のライナーに見えますが、ぐんぐん伸びてスタンドインするので本当にえぐい打球ですよね。
そもそも「あの強振で背筋を痛めないのがすごい」というコメントもあり、結局のところ、このスイングを続けることができた体の強さが一番すごいのかもしれませんね。
和田一浩がすごい理由3選!遅咲きの天才エピソードまとめ!【まとめ】
この記事では、和田一浩さんがすごい理由3選として、遅咲きの天才エピソードをまとめました。
和田さんは20代の頃はなかなか出場機会に恵まれなかったものの、30歳の時にレギュラーを掴んでから大ブレイクした遅咲きの選手です。
また放つ打球がおかしいと話題で、YouTubeで特別に動画が作られるほどです。
優しい性格で誰からも愛される和田さんの更なる活躍に期待しましょう!