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【野球】ポジション別の上手い順ランキング!【守備位置ごとの難易度】

【野球】ポジション別の上手い順ランキング!【守備位置ごとの難易度】

「どのポジションを守る人が上手いんだろう?」

野球を見始めたばかりの人は気になりますよね!

この記事では、指標「WAR」の守備位置補正を用いて守備位置ごとの難易度順にポジション別の上手い順ランキングを紹介していきます。

目次

【野球】ポジション別の上手い順ランキング!【守備位置ごとの難易度】

WARの守備位置補正から導き出したポジション別の上手い順ランキングがこちら。

【野球】ポジション別の上手い順ランキング
順位守備位置
1位投手(ピッチャー)
2位捕手(キャッチャー)
3位遊撃手(ショート)
4位中堅手(センター)
5位二塁手(セカンド)
6位三塁手(サード)
7位右翼手(ライト)
8位左翼手(レフト)
9位一塁手(ファースト)
10位指名打者(DH)

WARの守備位置補正とは?

WARとは簡単に言うと、勝利に貢献できたかどうかを数値化したもので、投手を含む全てのポジションの選手が同じWARの値で比較されます。

全ポジションが同じ指標で比較されるためには、ポジションごとの難易度を数値化して計算に入れる必要があり、それが守備位置補正です。

モグルくん

つまり、WARの守備位置補正値は「ポジション別の難易度」とも言えるわけです。

【一覧表】WARの守備位置補正値

アメリカと日本においてWARの計算を行う組織は主に3つあります。

  • Baseball Reference:MLBのWAR計算を担い、計算されたWARはrWAR/bWARと呼ばれる。
  • FanGraphs:MLBのWAR計算を担い、計算されたWARはfWARと呼ばれる。
  • DELTA:日本(NPB)のWAR計算を担う。

この3組織が算出した守備位置補正値の一覧表がこちら。

守備位置Baseball ReferenceFanGraphsDELTA平均値
捕手912.518.113.2
遊撃手77.510.38.27
中堅手2.52.54.23.07
二塁手32.53.42.97
三塁手22.5-4.8-0.1
右翼手-7-7.5-5-6.5
左翼手-7-7.5-12-8.83
一塁手-9.5-12.5-14.1-12.03
指名打者-15-17.5-15.1-15.87

このWARの守備位置補正値の平均値の序列を「ポジション別の上手い順ランキング」に置き換えました。

モグルくん

投手は野球の勝敗の大部分を占めるほど重要なので1位としました。

順位平均値守備位置
1位投手
2位13.2捕手
3位8.27遊撃手
4位3.07中堅手
5位2.97二塁手
6位-0.1三塁手
7位-6.5右翼手
8位-8.83左翼手
9位-12.03一塁手
10位-15.87指名打者

【ポジション別上手い順】1位:投手(ピッチャー)

野手とは別格で重要度が高く、専門性が求められるのが投手です。

日本においては、チーム内で一番身体能力に優れていてセンスに溢れる選手が投手を務める場合が多く、その点からも「一番上手いポジション」であると言えます。

モグルくん

日本において「エースで4番」はステータスです。

【ポジション別上手い順】2位:捕手(キャッチャー)

野手の中で一番専門性と重要度が高いポジションが捕手です。

投手の全投球の配球と捕球に関わるため、レベルの高い正捕手がいるかどうかは勝利に直結します。

守備力が何よりも重視されるポジションで、どれだけ打てても守備力が一定の基準に達していなければ起用してもらえません。

モグルくん

打撃力を生かすために捕手から他のポジションにコンバートされる選手は結構います。

【ポジション別上手い順】3位:遊撃手(ショート)

守備範囲が広く、送球距離が長いため、高い身体能力が求められる。

内野手の中で一番重要性が高いポジションが遊撃手です。

チーム内で一番上手い選手のポジションは日本では投手ですが、アメリカではショートと言われているほど重要視されています。

モグルくん

MLBのショートは平気で150キロ超の送球をしたりと、身体能力が化け物です。

捕手と同様に守備力重視のポジションで、守備が上手ければ多少打てなくても目を瞑られます。

【ポジション別上手い順】4位:中堅手(センター)

外野手の中で一番重要度が高いポジションが中堅手です。

外野の中でもとりわけ守備範囲が広く、俊足の選手が務めます。

また守備範囲が広い分打球方向を予測することも必要で、名手のセンターは高い身体能力に加えて打球予測も一流です。

モグルくん

日本ハムの新庄監督は現役時代センターの名手としてならしました。

【ポジション別上手い順】5位:二塁手(セカンド)

二塁手の守備範囲

内野の中では遊撃手に次いで重要度が高いポジションが二塁手。

一塁に近いため、遊撃手ほど肩の強さは必要ないものの、足の速さや高い捕球技術など守備力が求められるポジションです。

「捕手→二塁手・遊撃手→中堅手」のラインをセンターラインと呼び、これらのポジションは守備力が重要視されます。

【ポジション別上手い順】6位:三塁手(サード)

アメリカでは二塁手と同等レベルで重要視されるポジションが三塁手。

日本のWAR計算(DELTA)においては、打撃重視のポジションとされる。

引っ張りの強烈な打球が飛んでくることが多く、球際の強さや肩の強さが求められます。

【ポジション別上手い順】7位:右翼手(ライト)

7位以下の右翼手、左翼手、一塁手、DHは打撃重視のポジションです。

右翼手はアメリカでは左翼手と難易度が同等と考えられていますが、日本では肩の強さが必要な分だけ右翼手の方が難しいと考えられています。

【ポジション別上手い順】8位:左翼手(レフト)

左翼手は打撃重視のポジションと捉えられており、フライを処理できれば良く、肩の強さも最低限あればOKです。

そのため、打撃力はあるが守備が上手くない選手や、身体能力が衰えたベテラン選手のコンバート先になることが多いポジションです。

【ポジション別上手い順】9位:一塁手(ファースト)

他の内野手からの送球を補給するためボールに絡む機会が多く、ミスが許されないポジションが一塁手です。

とはいえ、捕球ミスさえしなければOKで、特に高い身体能力が必要なわけではないので、左翼手と同様に打撃力重視の選手やベテラン選手のコンバート先になりがちなポジションです。

【ポジション別上手い順】10位:DH(指名打者)

大谷翔平選手で有名なDH。

DHはそもそも守備をしないので、完全に打撃力勝負のポジションです。

大谷選手のようにDH専門の選手を置くチームもあれば、チームマネジメントの一環として主力選手の守備を免除して休ませるためにDHを活用するチームもあります。

【野球】ポジション別の上手い順ランキング!【守備位置ごとの難易度】まとめ

この記事では、守備位置ごとの難易度順にポジション別の上手い順ランキングを紹介しました。

WAR基準において、捕手以外で一番上手いのは遊撃手、一番上手くないのは一塁手という結果になりました。

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