現在、北海道日本ハムファイターズの監督を務める新庄剛志氏。
現役時代は「記録よりも記憶に残る選手」を自負し、阪神→メジャー→日本ハムで活躍しました。
この記事では、新庄剛志氏のメジャー時代含む現役時代の年俸推移や年度別成績、監督としての年俸やメジャー年金の受給資格についても紹介していきます。
【阪神/メジャー/日本ハム】新庄剛志の年俸推移と年度別成績【日本円】
阪神、メジャー、日本ハムで活躍した新庄剛志氏の年俸推移と年度別成績です。
年度(年齢) | 所属 | 年俸 | 成績 | 特記事項 |
---|---|---|---|---|
1990(19歳) | 阪神 | 360万円 | 一軍出場なし | – |
1991(20歳) | 阪神 | 400万円 | 13試 率.118 0本 1点 0盗 | – |
1992(21歳) | 阪神 | 460万円 | 95試 率.278 11本 46点 5盗 | – |
1993(22歳) | 阪神 | 2200万円 | 102試 率.257 23本 62点 13盗 | – |
1994(23歳) | 阪神 | 4300万円 | 122試 率.251 17本 68点 7盗 | – |
1995(24歳) | 阪神 | 5500万円 | 87試 率.225 7本 37点 6盗 | – |
1996(25歳) | 阪神 | 4900万円 | 113試 率.238 19本 66点 2盗 | – |
1997(26歳) | 阪神 | 5700万円 | 136試 率.232 20本 68点 8盗 | – |
1998(27歳) | 阪神 | 7300万円 | 132試 率.222 6本 27点 1盗 | – |
1999(28歳) | 阪神 | 6200万円 | 123試 率.255 14本 58点 8盗 | – |
2000(29歳) | 阪神 | 7800万円 | 131試 率.278 28本 85点 15盗 | FA権行使 |
2001(30歳) | NYM | $200,000(2200万円) | 123試 率.268 10本 56点 4盗 | 契約金$300,000 |
2002(31歳) | SF | $1,350,000(1億3500万円) | 118試 率.238 9本 37点 5盗 | – |
2003(32歳) | NYM | $600,000(6000万円) | 62試 率.193 1本 7点 0盗 | ノンテンダーFA |
2004(33歳) | 日本ハム | 8000万円 | 123試 率.298 24本 79点 1盗 | 契約金4000万円 2年契約1年目 |
2005(34歳) | 日本ハム | 8000万円 | 108試 率.239 20本 57点 5盗 | 2年契約2年目 |
2006(35歳) | 日本ハム | 2億2000万円 | 126試 率.258 16本 62点 2盗 | – |
- NYM:ニューヨーク・メッツ
- SF:サンフランシスコ・ジャイアンツ
初めて1億円プレイヤーになったのは31歳の頃
阪神で長い間主力選手として活躍した新庄氏ですが、阪神では年俸が1億円を超えることはありませんでした。
初めて1億円プレイヤーになったのは、メジャー2年目の2002年。
ちなみに年俸が1億円を超えたのは、この2002年と引退年となった2006年の2回のみ。
新庄氏の知名度からしたら意外と年俸が低いと感じました。
「野球は副業」発言
後に新庄氏本人が語っていたところによると、メジャーリーガーだった時はスポンサー料やCMとテレビの出演料で年間7~8億円をもらっていたそう。
メジャー1年目の年俸は、当時の最低保証額である約2200万円。
スポンサー料や出演料の7~8億円と比較すると「野球は副業」と言ってしまうのも納得です。
ちなみに、当時のMLBにおける日本人野手の評価は低く、同時期にメジャー挑戦したイチロー氏ですら年俸がかなり抑えられていた時代でした。
新庄剛志はメジャーリーグの年金をもらえる?
新庄氏はメジャーリーグの年金を受給する権利があります。
メジャーリーグ年金の制度上、年金受給資格はメジャー登録が43日以降に発生します。
新庄氏はメジャーリーグで3年間プレイしており、しっかり年金受給資格を満たしています。
満額受給はできないが、一部もらえる
メジャーリーグ年金の満額支給は、MLBで10年プレイすることが条件。
満額の場合の金額は23万ドル(日本円で約2800万円)で、これを62歳から一生涯に渡ってもらい続けることができます。
ちなみに受給資格を満たしていれば、MLBでのプレイ期間が10年未満でも、期間に応じて年金を受け取ることができます。
日本の年金制度と似てますね。
新庄氏の場合はメジャー歴3年なので、毎年6万9000ドル(約828万円)を62歳から受給できることになります。
新庄剛志の監督としての年俸推移と年度別成績
2022年から北海道日本ハムファイターズの監督に就任している新庄剛志氏。
新庄氏の監督としての年俸は1億円と言われています。
年度(満年齢) | 年俸 | 順位 | 成績 | 契約期間 |
---|---|---|---|---|
2022(50歳) | 1億円 | 6位 | 143試 59勝81敗3分 勝率.421 | 1年契約 |
2023(51歳) | 1億円 | 6位 | 143試 60勝82敗1分 勝率.423 | 1年契約 |
2024(52歳) | 1億円 | – | – | 1年契約 |
新庄剛志の生涯年俸は?【現役+監督】
新庄剛志氏の現役時代から監督時代まで合わせた生涯年俸は14億6120万円です。
NPB契約金 | 7700万円(阪神、日本ハムの合計) |
NPB総年俸額 | 8億3120万円 |
MLB契約金+年俸額 | 2億5300万円 |
監督としての総年俸額 | 3億円 |
生涯年俸(日本円) | 14億6120万円 |
スポンサー料やメディア出演料は年俸とは別
新庄氏の生涯年俸は意外と少ないものとなりました。
しかしながら、前述の「野球は副業」発言の通り、年俸とは別にスポンサー料やメディア出演料があります。
特にメジャー挑戦以降はメディア露出が増えたこともあり、それらを合計すると、メディア出演による出演料は野球で稼いだ生涯年俸の数倍にのぼると予想されます。
大谷選手も、36億円の年俸よりスポンサー収入の方が多いと言われています。