近鉄と楽天でエースを務めた後、アメリカのシアトル・マリナーズでも好成績を残した一流投手・岩隈久志氏。
メジャーで結果を残したことから、現役時代はかなり稼いだのでは?と気になる方が多いようです。
そこでこの記事では、岩隈久志氏のメジャー時代含む年俸推移や年度別成績、現役時代に稼いだ総年俸額について紹介していきます。
岩隈久志の年俸推移と年度別成績【近鉄/楽天/メジャー/巨人】
岩隈久志氏の年俸推移と年度別成績がこちら。
年度(満年齢) | 所属 | 年俸 | 成績 | 特記事項 |
---|---|---|---|---|
2000(19歳) | 近鉄 | 500万円 | 一軍出場なし | 契約金4000万円 |
2001(20歳) | 近鉄 | 500万円 | 9試 4勝2敗 防4.53 | |
2002(21歳) | 近鉄 | 1000万円 | 23試 8勝7敗 防3.69 | |
2003(22歳) | 近鉄 | 2500万円 | 27試 15勝10敗 防3.45 | |
2004(23歳) | 近鉄 | 6500万円 | 21試 15勝2敗 防3.01 | – |
2005(24歳) | 楽天 | 1億5000万円 | 27試 9勝15敗 防4.99 | – |
2006(25歳) | 楽天 | 1億8000万円 | 6試 1勝2敗 防3.72 | – |
2007(26歳) | 楽天 | 1億3500万円 | 16試 5勝5敗 防3.40 | – |
2008(27歳) | 楽天 | 1億1000万円 | 28試 21勝4敗 防1.87 | – |
2009(28歳) | 楽天 | 3億円 | 24試 13勝6敗 防3.25 | 3年契約1年目 |
2010(29歳) | 楽天 | 3億円 | 28試 10勝9敗 防2.82 | 3年契約2年目 |
2011(30歳) | 楽天 | 3億円 | 17試 6勝7敗 防2.42 | 3年契約3年目 |
2012(31歳) | SEA | $1,500,000 1億8000万円 | 30試 9勝5敗 2S 防3.16 | – |
2013(32歳) | SEA | $6,500,000 7億8000万円 | 33試 14勝6敗 防2.66 | 2年契約1年目 |
2014(33歳) | SEA | $6,550,000 7億8600万円 | 28試 15勝9敗 防3.52 | 2年契約2年目 |
2015(34歳) | SEA | $7,000,000 8億4000万円 | 20試 9勝5敗 防3.54 | 契約延長オプション行使 |
2016(35歳) | SEA | $13,500,000 16億2000万円 | 33試 16勝12敗 防4.12 | 1年契約 |
2017(36歳) | SEA | $14,000,000 16億8000万円 | 6試 0勝2敗 防4.35 | 契約延長オプション行使 |
2018(37歳) | SEA | $1,000,000 1億2000万円 | メジャー出場なし | マイナー契約 |
2019(38歳) | 巨人 | 5000万円 | 一軍出場なし | |
2020(39歳) | 巨人 | 2000万円 | 一軍出場なし |
- SEA:シアトル・マリナーズ
近鉄&楽天のエース
1999年ドラフト5位で大阪近鉄バファローズに入団した岩隈久志氏。
2年目の2001年に一軍デビューを果たし、4年目の2003年には15勝をあげて初の2ケタ勝利。
翌2004年も同じく15勝をあげて最多勝を獲得し、その後近鉄の消滅に伴い楽天に移籍しました。
移籍した楽天でも2008年に最多勝(21勝)と最優秀防御率(1.87)のタイトルを獲得。
岩隈氏は近鉄の最後のエースであり、楽天の最初のエースでもあります。
2008年は沢村賞とパ・リーグMVPも受賞し、この好成績を受けて年俸が3億円に到達しました。
年俸が3億円だった期間の年俸ランキングにおける順位がこちら。
年度(満年齢) | 年俸ランキング順位 |
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2009(28歳) | 7位 |
2010(29歳) | 7位 |
2011(30歳) | 6位 |
2009年は先発投手の中では1位でしたが、2010年以降はダルビッシュ投手に抜かれて1位の座を奪われました。
マリナーズでは通算63勝のレジェンド
楽天との3年契約が終わった2011年オフに海外FA権を行使し、シアトル・マリナーズへ移籍。
マリナーズとの契約は1年契約で、出来高ボーナスを合わせて総額340万ドル(約4億円)の契約でした。
6年総額6000万ドルの契約を得たダルビッシュ投手と比較するとかなり低い評価でしたが、岩隈氏はマリナーズでも安定した投球を見せます。
岩隈氏が持つマリナーズの球団での通算記録がこちら。
指標 | 順位 | 記録 |
---|---|---|
防御率 | 1位 | 3.42 |
勝利数 | 7位 | 63勝 |
勝率 | 4位 | .618 |
WHIP | 1位 | 1.143 |
与四球率 | 1位 | 1.884 |
特に与四球率やWHIPが低く、無駄なランナーを出さない優秀な投手であったことが伺い知れます。
これだけのピッチングを見せたため、マリナーズの当初の低い評価は一変。
2回の契約延長、2回の契約延長オプションの行使を経て、最終的に$14,000,000(16億8000万円)まで年俸が上昇。
これが岩隈氏の自身最高年俸となりました。
岩隈久志の生涯年俸は?
岩隈久志氏の生涯年俸は77億100万円です。
NPBドラフト契約金 | 4000万円 |
NPB総年俸額 | 16億5500万円 |
MLB総年俸額 | 60億600万円 |
生涯年俸(日本円) | 77億100万円 |
岩隈久志は引退後の現在何してる?
岩隈久志氏は2020年シーズンを持って現役引退。
その後すぐ、2021年1月にメジャー時代の古巣であるシアトル・マリナーズの特任コーチに就任することを発表。
マリナーズの特任コーチとしてメジャーとマイナーの両方を見つつ、日本でスカウティング業務も行っているようです。
他にも硬式野球チーム「青山東京ボーイズ」の会長としてチーム立ち上げに携わり、子供たちの指導も行っています。
岩隈久志の年俸推移と年度別成績!生涯年俸額はいくら?現在は何してる?【まとめ】
この記事では、岩隈久志氏のメジャー時代含む年俸推移や年度別成績、現役時代に稼いだ総年俸額について紹介しました。
岩隈久志氏の生涯年俸額は77億100万円で、現在はマリナーズの特命コーチを務めつつ、自身の野球チームで子供たちの指導も行っています。