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MLB(メジャーリーグ)のロースターをわかりやすく解説!

MLB(メジャーリーグ)のロースターをわかりやすく解説!

日々選手の入れ替わりが激しいメジャーリーグ。

ニュースで「アクティブロースターに登録」「40人ロースターから外すためにDFA」と言われても、正直よく分からないですよね。

そこで、この記事では、メジャーリーグのロースターについてわかりやすく解説していきます。

目次

MLBにおけるロースターとは?

MLBにおけるロースターには、26人と40人の2種類があります。

  • 26人ロースター(アクティブロースター):ベンチ入りメンバー
  • 40人ロースター:メジャー契約

26人ロースター(アクティブロースター)とは?

アクティブロースターとは、メジャーリーグの試合に出場できるベンチ入りメンバーのことで、基本的にはこの26人を入れ替えながら長いシーズンを戦っていくこととなります。

2019年までは25人でしたが、2020年から26人に拡大されました。

またアクティブロースターには例外があり、下記の場合に人数が変動します。

  • 9月1日以降は28人に拡大。
  • ダブルヘッダーが組まれている日は27人に拡大。

40人ロースターとは?

40人ロースターとは、メジャー契約を締結し、直接メジャーリーグの球団の支配下に置かれている選手40人のことを指します。

アクティブロースターに入っていない40人ロースター選手は、マイナーでプレイしながらメジャー昇格の機会を伺うことになります。

MLBにおいてロースター間の移動は制限されている

メジャーリーグでは、アクティブロースターと40人ロースターの選手の行き来が制限されています。

マイナー降格は無制限ではない

メジャーリーグでは、40人ロースターに残したままアクティブロースターから外すことをマイナー降格(英語でOptioned)と言います。

無制限でマイナー降格できるわけではなく、1人の選手に対して、1年間でマイナー降格とメジャー昇格を5往復までと決められています。

加えて、3シーズン以上40人ロースターで若手有望選手を飼い殺しできないルールが定められています。

これを「マイナー・オプション」と言います。

また、メジャーで年数を重ねた選手(5年以上)はマイナー降格を拒否する権利を取得します。

これらのことから、マイナー降格は若手に起きやすく、ベテランは後述するDFAかトレードで40人ロースターごと外れることが普通です。

メジャー契約を解除することをDFAと言う

DFAとは「Designated For Assignment」の略で、報道においては「戦力外通告」とも言われます。

DFAの手続きをすると、メジャー契約が解除され、40人ロースターから外れます

球団側は、限られた40人のメジャー契約枠を空けるために選手をDFAすることが多いです。

とはいえ、選手側はDFAされてもすぐには解雇とはならず、DFA後の7日間で他球団への移籍の可能性を探ります。

  • ウェーバー公示後に他球団が獲得
  • トレード

もしも他球団への移籍が成立しなかった場合は、マイナー契約で元いたチームに残留、もしくは自由契約(解雇)となります。

DFAの例として、3度DFAになっている筒香選手を挙げてみます。

筒香選手がDFA後にどうなったかまとめたのがこちら。

  • 2021年5月レイズ:ドジャースにトレード。
  • 2021年7月ドジャース:マイナー契約で残留、後にFAとしてパイレーツに移籍。
  • 2022年8月パイレーツ:自由契約。
モグルくん

筒香選手はDFAでトレードとマイナー契約での残留、自由契約と3パターンを経験している、ある意味貴重な選手です。

故障者リスト(IL)とは?

故障者リスト(通称IL)は、26人ロースターの中で試合に出場できないレベルの故障者が出た時のために存在しています。

故障者をアクティブロースターに残すと、貴重な枠をプレイできない選手に消費してしまいます。

かと言って、故障で長い期間試合に出場できない選手を40人枠から外してしまうと、DFAとなり他球団に取られてしまう危険性があります。

そういう時のために、10日、15日、60日と期間を分けて故障者リストが設けられています。

故障者リストとは、故障した選手が規定日数分メジャーに復帰できなくなる代わりに、代替選手を補填できるというもの

10日・15日故障者リストとは?

10日・15日ILの一番の特徴は、登録した選手がアクティブロースター(26人)の選手としてカウントされなくなる点です。

これにより、アクティブロースターに別の選手を補充することが可能になります。

その際、アクティブロースターが全部埋まっている必要がある。

ちなみに10日と15日の違いは、10日ILは野手のみ、15日ILは投手と二刀流選手が登録可能という点のみで、基本的には同じです。

60日故障者リストとは?

60日ILの大きな特徴は、リストに登録されることで、アクティブロースターと40人枠の両方からカウントされなくなるという点です。

これにより、アクティブロースターに別の選手を補充し、さらにメジャー契約の選手をもう1人増やす必要があります。

40人枠がいっぱいでないと60日ILを使えないため。

ちなみに2023年のエンゼルスは、6月26日時点で9人の選手が60日IL入りしています。

よって、エンゼルスが保有するメジャー契約選手は40人ロースター+60日IL入り選手の9人で合計49人となっています。

MLBのサービスタイムとは?

メジャーリーグでは、アクティブロースターと故障者リストに登録された期間をサービスタイムと言います。

モグルくん

プロ野球で言うところの一軍登録日数に近いです。

サービスタイムは、年俸調停権やFA権の取得までの日数計算に用いられます。

サービスタイムは「3.125」などと表記され、最初の3は年数、小数点以下は日数を表します。

よって3.125の場合、サービスタイムが3年と125日であることを示しています。

サービスタイムで得られる選手の権利

メジャーリーグの選手は、自身のサービスタイムの期間によって様々な権利を得られるようになります。

  • 3.000:年俸調停権取得(早まる条件もあり)
  • 5.000:マイナー降格拒否権
  • 6.000:FA権取得
  • 10.000:トレード拒否権(5年以上同じ球団に在籍した場合に限る)

大谷選手は現在サービスタイムが5年で、年俸調停権とマイナー降格拒否権を所持しています。

マイナー降格はスーパースターの大谷選手には無縁ですが、年俸調停権は大谷選手の年俸を上昇させるのに非常に役に立ちました

年俸調停権がなかったルーキーの頃の年俸は6500万円と比較し、2023年の年俸は36億円。

2023年オフには、サービスタイム6年のFA権取得が待っています。

これによって、エンゼルスがプレイオフに進出できないことが確定した場合、大谷選手をトレードに出して若手と交換か?という噂もあります。

MLB(メジャーリーグ)のロースターをわかりやすく解説!【まとめ】

この記事では、メジャーリーグのロースターについてわかりやすく解説してきました。

ロースターには26人と40人のロースターがあり、26人はベンチ入り、40人はメジャー契約選手の枠です。

故障者リストは、故障者をロースターから外し、新たに選手を補充できる制度。

これらの制度を駆使して、MLBの長いシーズンを戦っていくこととなります。

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