6月下旬に立て続けに行われたトレードで、エンゼルスに移籍したマイク・ムスタカス選手。
通算200本塁打以上の大物ということで報道されましたが、相当年俸高いんじゃないの?と気になる方が多いようです。
そこでこの記事では、ムスタカス選手の2023年の年俸額や過去の年俸推移、これまでの総年俸額について紹介していきます。
マイク・ムスタカスの2023年の年俸はいくら?【エンゼルス】
マイク・ムスタカス選手の2023年の年俸は27億3000万円です。
2022年オフ、本来2023年もプレイするはずだったレッズから自由契約になったムスタカス選手。
2023年シーズンはロッキーズを経て、エンゼルスにトレード移籍しました。
これらの経緯から、2023年の年俸のほとんどの部分は元々複数年契約を締結していたレッズが支払い、その後所属の2チームは支払い負担がほぼありません。
チーム | 支払い額 | 追記事項 |
---|---|---|
レッズ | $22,000,000(26億4000万円) | 4年契約最終年の年俸+バイアウト(解約金) |
ロッキーズ | $336,777(4000万円) | 在籍日数分の最低保証年俸 |
エンゼルス | $379,358(4600万円) | 在籍日数分の最低保証年俸 |
ムスタカス選手の2023年の年俸は、MLB全体の年俸ランキングで37位に相当します。
マイク・ムスタカスの年俸推移
マイク・ムスタカス選手の年俸推移がこちら。
年度(年齢) | チーム | 年俸(ドル) | 年俸(日本円) | 成績 | 特記事項 |
---|---|---|---|---|---|
2011(23歳) | KC | $251,115 | 3000万円 | 89試 .263 5本 30点 | 契約金$4,000,000 |
2012(24歳) | KC | $487,250 | 5800万円 | 149試 .242 20本 73点 | – |
2013(25歳) | KC | $524,500 | 6300万円 | 136試 .233 12本 42点 | – |
2014(26歳) | KC | $549,000 | 6600万円 | 140試 .212 15本 54点 | – |
2015(27歳) | KC | $2,640,000 | 3億2000万円 | 147試 .284 22本 82点 | – |
2016(28歳) | KC | $5,600,000 | 6億7000万円 | 27試 .240 7本 13点 | – |
2017(29歳) | KC | $8,700,000 | 10億4000万円 | 148試 .272 38本 85点 | – |
2018(30歳) | KC→MIL | $7,700,000 | 9億2000万円 | 152試 .251 28本 95点 | シーズン途中トレード |
2019(31歳) | MIL | $11,000,000 | 13億2000万円 | 143試 .254 35本 87点 | – |
2020(32歳) | CIN | $4,444,444 | 5億3000万円 | 44試 .230 8本 27点 | 4年契約1年目 |
2021(33歳) | CIN | $14,000,000 | 16億8000万円 | 62試 .208 6本 22点 | 4年契約2年目 |
2022(34歳) | CIN | $16,000,000 | 19億2000万円 | 78試 .214 7本 25点 | 4年契約3年目 オフに自由契約 |
2023(35歳) | COL→LAA | $22,720,000 | 27億3000万円 | – | シーズン途中トレード |
- KC:カンザスシティ・ロイヤルズ
- MIL:ミルウォーキー・ブリュワーズ
- CIN:シンシナティ・レッズ
- COL:コロラド・ロッキーズ
- LAA:ロサンゼルス・エンゼルス
若い頃は超有望株だった
2007年のドラフト1巡目(全体2位)でカンザスシティ・ロイヤルズに入団したマイク・ムスタカス選手。
ドラフト順位が全体2位だったこともあり、プロ入り時の契約金は400万ドル(4億8000万円)でした。
代理人は多くの高額契約を締結してきたことで有名なスコット・ボラス氏で、「400万ドルは低い」というボラス氏の反対を押し切っての入団でした。
マイナーでは毎年のようにステップアップしていき、2010年には2Aと3Aで打率.322 36本塁打 124打点という驚異的な数字を残しました。
年度 | リーグ | 成績 |
---|---|---|
2007 | ルーキーリーグ | 11試 率.293 0本 10点 |
2008 | A | 126試 率.272 22本 71点 |
2009 | A+ | 129試 率.250 16本 86点 |
2010 | 2A、3A | 118試 率.322 36本 124点 |
2011 | 3A | 55試 率.287 10本 44点 |
2011年にメジャー昇格後は、パワーヒッターとして活躍。
これまでのキャリアで20本塁打以上を5回達成しています。
FAでは良い契約をもらえずかなり苦労した
ムスタカス選手はFAになってもなかなか良い契約をもらえずに苦しみました。
2017年の初FA取得時、ロイヤルズからの1年1740万ドルのクオリファイング・オファーを断ったものの、結局良い契約が見つからず。
その結果、古巣ロイヤルズとクオリファイング・オファーの半額以下の1年契約で再契約するはめに。
2018年はシーズン途中のトレードでブリュワーズに移籍し、オフにFAになりますが、複数年契約の良い契約はできず。
また1年契約でブリュワーズに残留。
2019年は47試合で二塁を守るなど新たな挑戦をした中で、2年ぶりの30本以上となる35本塁打を放ちます。
二塁を守れて長打力があることを示せたのが功を奏したのか、2019年オフのFAでやっと4年総額6400万ドル(約77億円)の契約を手にすることができました。
3度目の挑戦でようやく手にした複数年契約でした。
レッズで目立った活躍ができず放出
4年総額6400万ドル(約77億円)の契約でレッズに入団したムスタカス選手。
しかしながら、3年間でホームランを21本しか打てないなど期待された活躍ができず、4年目を迎える前の3年目のオフにDFAに。
DFA後は自由契約となり、ロッキーズにマイナー契約で入団。
2023年シーズン開始直前にメジャー契約を勝ち取り、開幕をメジャーで迎えることになりました。
移籍前のロッキーズでは47試合に出場し、打率.270 4本 17打点。
怪我人が続出し、内野の層が薄くなっていたエンゼルスでの活躍が期待されています。
マイク・ムスタカスの生涯年俸額は?
マイク・ムスタカス選手の生涯年俸額は118億3000万円です。
項目 | ドル | 日本円 |
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契約金 | $4,000,000 | 4億8000万円 |
総年俸額 | $94,616,309 | 113億5000万円 |
生涯年俸 | $98,616,309 | 118億3000万円 |