総額100億円、200億円といった景気の良い数字が並ぶメジャーリーガーの年俸。
大谷翔平選手は2024年からの年俸が80億円を突破するのでは?と言われていて、もはやあり得ない数字でビックリですよね。
この記事では、そんなメジャーリーガーの年俸をランキング形式で紹介していきます。
メジャーリーグ(MLB)の年俸が決まる仕組み
メジャーリーガーは最初の1年間、最低保証年俸でのプレイが求められます。
その後3年目までは球団が年俸額を決める権利を持っていて、その期間中に大活躍したとしても年俸はほとんど上がりません。
3年目のオフに年俸調停権が与えられて、そこから6年目までは選手と交渉になるため年俸が跳ね上がります。
そしてメジャー経験6年経過後にFAになり、そこで初めて数百億円という巨額の契約が交わされるようになります。
1年目:最低保障年俸72万ドル(約1億円)
2年目:最低保障年俸72万ドル(約1億円)※球団が決定
3年目:最低保障年俸72万ドル(約1億円)※球団が決定
3年目のオフに年俸調停権が与えられる。
4年目:球団との交渉
5年目:球団との交渉
6年目:球団との交渉
6年目のオフにFA
大谷翔平を例にメジャーリーガーの年俸の仕組みを解説
上記を踏まえて、大谷翔平選手を例にメジャーリーガーの年俸の仕組みを解説していきます。
1年目:$545,000(約6,500万円)
2年目:$650,000(約7,800万円)
3年目:$259,259(約3,100万円)※短縮シーズンのため減額
年俸調停権取得
4年目:$3,000,000(約3.6億円)
5年目:$5,500,000(約6.6億円)
6年目:$30,000,000(約36億円)
FA権取得
3年目までは年俸調停権がないので、1億円以下で推移。
年俸調停権を得た4年目以降に年俸が爆上がりし、2023年は約36億円というえげつない金額になっています。
大谷翔平選手のMLB6年目となる2023年オフには、ついにFA権を取得。
エンゼルスが大谷選手をトレードするか再契約するか、はたまたFAになるのか、大きく注目されています。
大谷選手のトレード情報については、こちらの記事で詳しく解説しています。

【2023年】メジャーリーグ(MLB)の年俸ランキングトップ50
MLB全体の年俸ランキングトップ50位までのランキングです。
順位 | 選手名 | 年俸(日本円) | 年俸(ドル) | チーム | ポジション |
---|---|---|---|---|---|
1 | マックス・シャーザー | 52億円 | $43,333,333 | メッツ | 投手 |
1 | ジャスティン・バーランダー | 52億円 | $43,333,333 | メッツ | 投手 |
3 | アーロン・ジャッジ | 48億円 | $40,000,000 | ヤンキース | 外野手 |
4 | アンソニー・レンドン | 46億3000万円 | $38,571,428 | エンゼルス | 内野手 |
5 | マイク・トラウト | 44億5000万円 | $37,116,666 | エンゼルス | 外野手 |
6 | ゲリット・コール | 43億2000万円 | $36,000,000 | ヤンキース | 投手 |
7 | コーリー・シーガー | 42億6000万円 | $35,500,000 | レンジャーズ | 内野手 |
8 | スティーブン・ストラスバーグ | 42億円 | $35,000,000 | ナショナルズ | 投手 |
8 | ノーラン・アレナド | 42億円 | $35,000,000 | カージナルス | 内野手 |
10 | フランシスコ・リンドア | 40億9000万円 | $34,100,000 | メッツ | 内野手 |
11 | カルロス・コレア | 40億円 | $33,333,333 | ツインズ | 内野手 |
12 | ジャンカルロ・スタントン | 38億4000万円 | $32,000,000 | ヤンキース | 外野手 |
12 | ミゲール・カブレラ | 38億4000万円 | $32,000,000 | タイガース | 内野手 |
14 | アレックス・ブレグマン | 36億2000万円 | $30,166,666 | アストロズ | 内野手 |
15 | ジェイコブ・テグロム | 36億円 | $30,000,000 | メッツ | 投手 |
15 | 大谷 翔平 | 36億円 | $30,000,000 | エンゼルス | 投手 |
17 | ホセ・アルトゥーベ | 34億8000万円 | $29,000,000 | アストロズ | 内野手 |
18 | クリス・ブライアント | 33億6000万円 | $28,000,000 | ロッキーズ | 外野手 |
19 | ブライス・ハーパー | 33億円 | $27,538,462 | フィリーズ | 外野手 |
20 | クリス・セール | 33億円 | $27,500,000 | レッドソックス | 投手 |
21 | トレイ・ターナー | 32億7000万円 | $27,272,727 | フィリーズ | 内野手 |
22 | フレディ・フリーマン | 32億4000万円 | $27,000,000 | ドジャース | 内野手 |
23 | マーカス・セミエン | 32億2000万円 | $26,000,000 | レンジャーズ | 内野手 |
23 | ポール・ゴールドシュミット | 32億2000万円 | $26,000,000 | カージナルス | 内野手 |
23 | クリスチャン・イエリッチ | 32億2000万円 | $26,000,000 | ブリュワーズ | 外野手 |
26 | サンダー・ボガーツ | 30億5000万円 | $25,454,545 | パドレス | 内野手 |
27 | ムーキー・ベッツ | 30億円 | $25,000,000 | ドジャース | 外野手 |
27 | マーカス・ストローマン | 30億円 | $25,000,000 | カブス | 投手 |
27 | ジョーイ・ボット | 30億円 | $25,000,000 | レッズ | 内野手 |
27 | ダルビッシュ有 | 30億円 | $25,000,000 | パドレス | 投手 |
31 | ザック・ウィーラー | 29億4000万円 | $24,500,000 | フィリーズ | 投手 |
32 | パトリック・コービン | 29億2000万円 | $24,416,666 | ナショナルズ | 投手 |
33 | ジョージ・スプリンガー | 29億円 | $24,166,666 | ブルージェイズ | 外野手 |
34 | J.T.リアルミュート | 28億6000万円 | $23,875,000 | フィリーズ | 捕手 |
35 | フアン・ソト | 27億6000万円 | $23,000,000 | パドレス | 外野手 |
36 | カルロス・ロドン | 27億4000万円 | $22,833,333 | ヤンキース | 投手 |
37 | ハビアー・バエズ | 26億4000万円 | $22,000,000 | タイガース | 内野手 |
38 | マット・オルソン | 25億2000万円 | $21,000,000 | ブレーブス | 内野手 |
38 | ジョシュ・ドナルドソン | 25億2000万円 | $21,000,000 | ヤンキース | 内野手 |
38 | ロビー・レイ | 25億2000万円 | $21,000,000 | マリナーズ | 投手 |
38 | ケビン・ガウスマン | 25億2000万円 | $21,000,000 | ブルージェイズ | 投手 |
42 | スターリング・マルテ | 24億9000万円 | $20,750,000 | メッツ | 外野手 |
43 | マイルズ・マイコラス | 24億5000万円 | $20,416,666 | カージナルス | 投手 |
44 | ニック・カステラノス | 24億円 | $20,000,000 | フィリーズ | 外野手 |
44 | カイル・シュワーバー | 24億円 | $20,000,000 | フィリーズ | 外野手 |
44 | チャーリー・モートン | 24億円 | $20,000,000 | ブレーブス | 投手 |
44 | クレイトン・カーショー | 24億円 | $20,000,000 | ドジャース | 投手 |
44 | ジョー・マスグローブ | 24億円 | $20,000,000 | パドレス | 投手 |
44 | サルバドール・ペレス | 24億円 | $20,000,000 | ロイヤルズ | 捕手 |
44 | 柳賢振 | 24億円 | $20,000,000 | ブルージェイズ | 投手 |
44 | トレバー・ストーリー | 24億円 | $20,000,000 | レッドソックス | 内野手 |
メジャーリーグを代表する選手たちが名を連ねる中で、大谷翔平選手が15位、ダルビッシュ有投手が27位につけています。
大谷選手のすごいところは、FA権を取得する前にもかかわらず年俸ランキング15位というところ。
FA権取得後は、間違いなくメジャーリーガーの歴代年俸ランキング1位になるはずです。

【2023年】日本人メジャーリーガーの年俸は?
メジャー挑戦するほとんどの日本人選手は、FAとして契約しています。
そのため、年俸が日本のプロ野球の時よりかなり高くなっているのが特徴です。

日本だとどんなに頑張っても10億円には到達できないので、やっぱりメジャーリーグには夢がありますよね。


メジャーリーグ(MLB)の年俸はなぜ高い?
メジャーリーグの年俸が高い理由は放映権料がえげつないからです。
一部に過ぎませんが、ウン百億円規模の放映権が飛び交っています。
テレビ局 | 契約額 | 放送範囲 |
---|---|---|
Fox Sports | 年間約5億ドル(約600億円) | 土曜午後の試合52試合 ディビジョンシリーズ リーグチャンピオンシップシリーズ オールスターゲーム ワールドシリーズ |
Turner Sports | 年間3億ドル以上(約360億円) | 火曜日のナイトゲーム26試合 ディビジョンシリーズ リーグチャンピオンシップシリーズ |
ESPN | 年間約7億ドル(約840億円) | レギュラーシーズン年間30試合 ホームランダービー スプリングトレーニングの試合最大10試合 MLBワイルドカードシリーズを独占放送権 など |
Apple TV+ | 年間8,500万ドル(約100億円) | 金曜日のナイトゲーム24試合 |
総額で20億ドル以上とも言われるMLBの放映権料は、均等に各球団に分配されます。
よって、各球団6,600万ドル(約80億円)は黙っていても入って来る計算。


これに加えて、ローカルテレビ局の放映権料やその他球場の収入が入って来ます。
このように放映権料が莫大だからこそ、選手に還元できるわけです。
【2023年】メジャーリーグ(MLB)年俸ランキング!なぜ高い?仕組みは?【まとめ】
この記事では、メジャーリーガーの年俸をランキング形式にして紹介してきました。
メジャーリーグの年俸が決まる仕組みは、3年目までは最低保証年俸、4~6年目までは年俸調停で多少上がった後に、FAで一気に上がるという風になっています。
大谷翔平選手は現在MLB全体の年俸ランキングで15位につけていますが、まだ年俸調停の段階です。
2023年のFA後は一気に1位になることが確実視されています。
また、MLBは放映権料が日本と比較して桁違い。
だからこそ、高額な年俸を支払えるわけですね。

