広いアメリカを年中移動して過酷を極めるメジャーリーグ。
この記事では、メジャーリーグの2024年の年間試合数、その内訳や変遷の歴史、規定打席や規定投球回数について紹介していきます。
【2024年】メジャーリーグの年間試合数は?
2024年のメジャーリーグの年間試合数は162試合です。
メジャーリーグの年間スケジュールはこちら
キャンプからオールスターゲーム、ワールドシリーズまで網羅した、2024年メジャーリーグ年間スケジュールは以下の記事で詳しく紹介しています。
日本人メジャーリーガー一覧はこちら
2024年シーズンの日本人メジャーリーガーは14人。
ダルビッシュ、千賀、前田、菊池、今永、山本ら先発投手陣は中4日で回った場合、最大で32~33登板となります。
【MLB】メジャーリーグの年間試合数の内訳は?
ここでは、MLBレギュラーシーズン162試合の内訳を紹介します。
レギュラーシーズンはMLB全30球団が2リーグ、3地区ずつに分かれて戦うリーグ戦です。
今季はナ・リーグ西地区に日本人5人が固まっている状況。
- アメリカンリーグ(15チーム)
- 東地区(5チーム):菊池、吉田、上沢
- 中地区(5チーム):前田
- 西地区(5チーム):なし
- ナショナルリーグ(15チーム)
- 東地区(5チーム):千賀、藤浪
- 中地区(5チーム):鈴木、今永、ヌートバー
- 西地区(5チーム):ダルビッシュ、大谷、山本、松井、筒香
レギュラーシーズン162試合の内訳は以下の通り。
対戦カード | 該当球団数 | 試合数 |
---|---|---|
同じリーグ、同じ地区 | 4 | 4チーム×13試合=52試合 |
同じリーグ、別地区 | 10 | 4チーム×7試合=28試合 6チーム×6試合=36試合 合計64試合 |
別リーグ | 15 | 14チーム×3試合=42試合 1チーム×4試合=4試合 合計46試合 |
162試合中116試合が同リーグ同士の対戦で、残りの46試合は別リーグのチームと戦うインターリーグ(交流戦)。
同リーグ・同地区同士の対戦が13試合と一番多いため、ダルビッシュvs大谷、今永vsヌートバーなど日本代表同士の対決も見れる可能性が高くなっています。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
また、後ろの日程が決まっているため、レギュラーシーズンで天候不順などの中止が起きた場合はダブルヘッダーで日程を強制的に消化するのはメジャーあるあるです。
【MLB】レギュラーシーズン以外を含めた試合数の内訳は?
項目 | 試合数 |
---|---|
レギュラーシーズン | 162 |
オールスターゲーム | 1 |
ワイルドカードシリーズ(WCS) | 3 |
ディビジョンシリーズ(DS) | 5 |
リーグチャンピオンシップシリーズ(LCS) | 7 |
ワールドシリーズ(WS) | 7 |
MLBのシーズンを1年通して見てみると、レギュラーシーズン以外を含め、最大で全185試合を戦うことになります。
この内、ポストシーズンは最大で22試合です。
【MLB】メジャーリーグの年間試合数の変遷
メジャーリーグの年間試合数の過去からの変遷を一覧表にしたものがこちら。
チーム数が少なかった黎明期は60試合制が最小試合数で、1962年からは現在の162試合制が維持されています。
年度 | ナ・リーグ | ア・リーグ | 説明 |
---|---|---|---|
1876 | 70 | – | – |
1877~78 | 60 | – | – |
1879~82 | 84 | – | – |
1883 | 98 | – | – |
1884~85 | 112 | – | – |
1886~87 | 126 | – | – |
1888~91 | 140 | – | – |
1892 | 154 | – | – |
1893~97 | 132 | – | – |
1898~99 | 154 | – | – |
1900 | 140 | – | – |
1901~1903 | 140 | 140 | 1901年ア・リーグが発足 |
1904~17 | 154 | 154 | – |
1918 | 123~129 | 123~129 | 9/2でシーズン打ち切り |
1919 | 140 | 140 | – |
1920~60 | 154 | 154 | – |
1961 | 154 | 162 | – |
1962~71 | 162 | 162 | ここから162試合制が定着 |
1972 | 153~156 | 154~156 | ストライキ |
1973~80 | 162 | 162 | – |
1981 | 113~117 | 103~110 | ストライキ |
1982~93 | 162 | 162 | – |
1994 | 113~117 | 112~115 | ストライキ |
1995 | 154 | 154 | ストライキ |
1996~2019 | 162 | 162 | – |
2020 | 60 | 60 | 新型ウイルス拡大のため短縮シーズン |
2021~ | 162 | 162 | – |
【2024年】MLBの規定打席数は?
規定打席の計算方法は「試合数×3.1」。2024年のMLBの規定打席数は502打席です。
上位打線を打つレギュラー選手であれば110~120試合で到達でき、規定投球回と比べると比較的容易に達成可能。
2023年の大谷選手は135試合で599打席でした。
【2024年】MLBの規定投球回数は?
規定投球回の計算方法は「規定投球回=試合数」。2024年のMLBの規定投球回は162回です。
MLBの先発は中4日で回るのが基本で、順調にシーズン通して投げると32~33登板。
中4日で5~6イニングを投げれば規定投球回に到達することが可能ですが、近年はかなり到達が困難になっています。