FA移籍したもののエンゼルスでなかなか活躍できていないアンソニー・レンドン選手。
「レンドン選手の年俸は高すぎるのでは?」と気になっている方が多いようです。
そこでこの記事では、エンゼルス・レンドン選手の2024年の年俸や過去の年俸推移、これまでに稼いだ総年俸額について紹介し、年俸がなぜ高いのかを検証していきます。
アンソニー・レンドンの2024年の年俸はいくら?【エンゼルス】
レンドン選手の2024年の年俸は45億6000万円です。
2023年のレンドン選手は、エンゼルス移籍後の自身最低出場試合数を更新する43試合出場にとどまりました。
7年契約はあと3年残っており、2024年の年俸はさらに1億円程度増額されます。
アンソニー・レンドンの2023年の年俸は?
エンゼルス・レンドン選手の2023年の年俸は44億6200万円です。
2023年のMLB年俸ランキングで4位、エンゼルス内のランキングではトラウト選手を抑えて1位となっています。
なぜレンドンの年俸は高いのか?
レンドン選手は現在年俸が高いと言われていますが、理由は下記のように考えられます。
- エンゼルスに移籍してから金額に見合う活躍をしていないから。
- FAになった年に打点王を獲得したから。
- FA年のワールドシリーズでものすごい活躍を見せたから。
- そもそもFA前の年俸もかなり高額だった(22億5600万円)。
一番大きな理由は、短縮シーズンとなった2020年以降、そもそも満足に試合に出場してすらいないことが挙げられます。
2020年 | 52試合/60試合(短縮シーズン) |
2021年 | 58試合/162試合 |
2022年 | 47試合/162試合 |
2023年 | 43試合/162試合 |
一部ファンからは「無気力に見える」とも言われます。
一方で、年俸は過去の時点での成績を金額に反映するものです。
FAとして契約締結した年(2019年)のレンドン選手は、優秀な選手であったことは確かです。
146試合で打率.319 34本塁打 126打点の成績で打点王を獲得。ワールドシリーズ優勝にも貢献。
その時点での年俸が既に22億5600万円まで高騰していたため、FAで契約するために、それ以上の金額を出さざるを得なかったというのが実情だったようです。
ちなみに代理人はスコット・ボラス氏です。
アンソニー・レンドンの年俸推移【ナショナルズ/エンゼルス】
エンゼルス・レンドン選手の年俸推移がこちら。
年度(年齢) | チーム | 年俸(ドル) | 年俸(日本円) | 成績 | 特記事項 |
---|---|---|---|---|---|
2011(21歳) | WSH | $300,000 | 3600万円 | – | 契約金$6,000,000 4年契約1年目 |
2012(22歳) | WSH | $300,000 | 3600万円 | メジャー出場なし | 4年契約2年目 |
2013(23歳) | WSH | $300,000 | 3600万円 | 98試 率.265 7本 35点 | 4年契約3年目 |
2014(24歳) | WSH | $1,200,000 | 1億4400万円 | 153試 率.287 21本 83点 | 4年契約4年目 |
2015(25歳) | WSH | $2,500,000 | 3億円 | 80試 率.264 5本 25点 | – |
2016(26歳) | WSH | $2,800,000 | 3億3600万円 | 156試 率.270 20本 85点 | – |
2017(27歳) | WSH | $5,800,000 | 6億9600万円 | 147試 率.301 25本 100点 | – |
2018(28歳) | WSH | $12,300,000 | 14億7600万円 | 136試 率.308 24本 92点 | – |
2019(29歳) | WSH | $18,800,000 | 22億5600万円 | 146試 率.319 34本 126点 | – |
2020(30歳) | LAA | $9,444,444 | 11億3300万円 | 52試 率.286 9本 31点 | 契約金$4,000,000 7年契約1年目 ※短縮シーズンによる金額調整 |
2021(31歳) | LAA | $27,500,000 | 33億円 | 58試 率.240 6本 34点 | 7年契約2年目 |
2022(32歳) | LAA | $36,000,000 | 43億2000万円 | 47試 率.229 5本 24点 | 7年契約3年目 |
2023(33歳) | LAA | $37,182,796 | 44億6200万円 | 43試 率.236 2本 22点 | 7年契約4年目 |
2024(34歳) | LAA | $38,000,000 | 45億6000万円 | – | 7年契約5年目 |
- WSH:ワシントン・ナショナルズ
- LAA:ロサンゼルス・エンゼルス
メジャー契約でプロ入り
2011年のドラフト1巡目(全体6位)でワシントン・ナショナルズに入団したアンソニー・レンドン選手。
4年総額720万ドルのメジャー契約という破格の待遇でのプロ入りでした。
通常、ルーキーはマイナー契約スタート。
数年間非常に低い年俸(年収100万円~200万円)でプレイし、徐々にマイナーの階段を登って行き、メジャーを目指します。
ところがレンドン選手は最初からメジャー契約のため、マイナーでプレイしていた期間も3600万円の年俸を手にしていたと言われています。
これだけ聞くと優遇されすぎだろうと思うかもしれませんが、レンドン選手の実力は本物で、実質1年ちょっとでマイナーを卒業。
2013年の4月にメジャー昇格を果たし、早速レギュラーに定着しました。
年度 | リーグ | 成績 |
---|---|---|
2012 | ルーキーリーグ、A、A+、AA | 43試 率.233 6本 12点 |
2013 | AA、AAA級 | 36試 率.307 6本 24点 |
FAで総額約300億円の契約を手にする
ナショナルズ時代のレンドン選手は怪我がちではあったものの、在籍7年で5回規定打席に到達。
今後、エンゼルスでも規定打席に到達した姿を見てみたいです。
初の打点王を獲得した2019年にFAとなり、エンゼルスと7年総額2億4500万ドル(294億円)の契約を締結。
36歳となる2026年までの契約となっています。
MLB年金の満額受給が可能
レンドン選手は62歳から一生涯受け取れるメジャーリーグ年金を満額(2800万円)受給できます。
超高額年俸選手なので、お小遣い程度にしかならなさそうですが。
アンソニー・レンドンの現在の契約内容は?【エンゼルス】
前述の通り、レンドン選手は7年契約中で、下記のような金額の内訳となっています。
年度(年齢) | 年俸(ドル) | 年俸(日本円) | 特記事項 |
---|---|---|---|
2020(30歳) | $9,444,444 | 11億3300万円 | 7年契約1年目 ※短縮シーズンによる金額調整 |
2021(31歳) | $27,500,000 | 33億円 | 7年契約2年目 |
2022(32歳) | $36,000,000 | 43億2000万円 | 7年契約3年目 |
2023(33歳) | $37,182,796 | 44億6200万円 | 7年契約4年目 |
2024(34歳) | $38,000,000 | 45億6000万円 | 7年契約5年目 |
2025(35歳) | $38,000,000 | 45億6000万円 | 7年契約6年目 |
2026(36歳) | $38,000,000 | 45億6000万円 | 7年契約7年目 |
アンソニー・レンドンの生涯年俸額は?
エンゼルス・レンドン選手の生涯年俸額は334億円です。
項目 | ドル | 日本円 |
---|---|---|
契約金 | $10,000,000 | 12億円 |
総年俸額 | $268,427,240 | 322億円 |
生涯年俸 | $278,427,240 | 334億円 |