日本における野球の花形ポジションと言えばピッチャー。
この記事では、ピッチャーの役割や求められる能力を解説し、最後に有名なピッチャーについて紹介していきます。
【野球】ピッチャーとは?距離や投げ方は?
野球におけるピッチャーとは、バッターにボールを投げる役割の選手を指します。
ピッチャーからホームベースの距離は何メートル?
ピッチャーからホームベースの距離は世界共通のルールで決まっており、18.44mです。
歩数で測りたい場合は、一般的な男性の場合で23歩が目安です。
子供の場合、大人と同じ距離を投げることが困難なため、リトルリーグでは14.02m、少年野球では16mなど、リーグによってルールが異なります。
ピッチャーの投げ方にはどんな種類がある?
ピッチャーの投げ方は、一般的に4種類あると言われています。
- オーバースロー(上手投げ)
- スリークォーター(上手と横手の中間)
- サイドスロー(横手投げ)
- アンダースロー(下手投げ)
プロ野球の一軍レベルの投手では、オーバースローとスリークォーターがほとんど。
サイドスローはチームに1~2人くらい、アンダースローは球界全体で1人いるかどうかのレアな投げ方という位置づけです。
アンダースローで有名な投手としては、元ロッテの渡辺俊介、元西武の牧田和久がいます。
【野球】ピッチャーの役割とは?
ピッチャーは投球によって失点を最小限に抑えることが役割で、非常に責任重大なポジションです。
野球は最後に1点でも多く取っていれば勝てるゲームであることから、投手が0点に抑えることさえできれば勝てます。
漫画「MAJOR」でも野球部を設立したばかりの聖秀学院高校が勝ち上がれたのは、圧倒的な実力を持つピッチャー・茂野吾郎がいたからです。
全員の活躍が描かれましたが、やはり投手力です。
それくらい投手が野球の試合に与える影響は大きく、重要なポジションです。
【投手分業制】ピッチャーの中でも役割が分かれる
近年では、故障回避の観点から投手分業制が主流になっています。
投手の役割には大きく分けてこれらの4種類があります。
- 先発投手:1回から投げて、なるべく長いイニングを最少失点で抑えるのが役割。
- 中継ぎ投手:先発投手の後を受けて登板し、最少失点で後のピッチャーに繋ぐのが役割。
- セットアッパー:僅差のリードの試合終盤に登板し、リードを守って抑えに繋ぐのが役割。
- 抑え投手(クローザー/ストッパー):僅差のリードの場面で登板し、試合を締めくくるのが役割。
これら全ての役割を高い次元でこなしたのが、元巨人の上原浩治投手。
日米通算で100勝100ホールド100セーブを達成した唯一のアジア人選手で、2022年にはこの功績が認められ、特例で名球会入りを果たしました。
【野球】ピッチャーに求められる能力は?
ピッチャーに求められる能力は3つあります。
- 速い球を投げられる
- ストライクを投げられる
- 効果的な変化球を投げられる
他にもフィールディングが上手い、クイックモーションが速い、牽制が上手い、など求められる能力は多数あります。
それよりもまず良い球を投げる能力がないと優秀な投手とは言われません。
速い球を投げられる
まずピッチャーとして重要なのが、速い球を投げられること。
ピッチャーからホームベースまでの距離は固定なので、速い球を投げれば投げるほどバッターが反応できる時間が少なくなって有利になります。
下記が球速ごとの投球がホームベースに到達するまでの秒数です。
- 120km/hの場合:約0.53秒
- 130km/hの場合:約0.50秒
- 140km/hの場合:約0.47秒
- 150km/hの場合:約0.44秒
- 160km/hの場合:約0.41秒
たかが0.0何秒の差ですが、この差が勝負を分けます。
ストライクを投げられる
ピッチャーは速い球を投げられるだけでは抑えられません。
たとえ170キロの剛速球を投げることができても、ストライクが入らなければフォアボールで自滅することになります。
効果的な変化球を投げられる
いくら速い球でも同じ球速でストライクゾーンに投げるだけでは打たれてしまいます。
そこでピッチャーは変化球を用いて芯を外したり、タイミングをずらすことで打ち取る必要があります。
芯を外す変化球としてはツーシームやカットボール、タイミングをずらす変化球としてはチェンジアップが良く知られています。
極論、150キロのストレートと同じ腕の振りで130キロのストレートを投げられれば抑えられると権藤博氏が言っていたりもします。
いわゆるチェンジアップです。
投手によって投げる変化球が違うため、各投手の得意な変化球を知っていると野球観戦がより面白くなるかもしれません。
全てを満たす必要はない
ここまで挙げた「速い球・制球力・効果的な変化球」は全てを満たす必要はありません。
どれか一つだけでも特別秀でたものがあれば、良い投手になれる可能性があります。
例えば、「速い球」の究極系が藤川球児投手。
圧倒的なスピン量で浮き上がる軌道のストレートが投球のほとんどを占めており、それでいて全く打たれる気配がありませんでした。
【野球】ピッチャーで有名な選手は誰?
プロ野球には黎明期から数多くの名投手がいますが、ここでは現在のプロ野球において絶対に押さえておくべき有名な投手を3名紹介します。
大谷翔平
もはや野球を知らない人ですら大谷だけは知っているとも言われる、超スーパースターの二刀流・大谷翔平選手。
ピッチャーとしては160キロを超える直球とスイーパーやスプリットなどのキレのある変化球で三振を奪っていくスタイル。
バッターとしては恵まれた体躯と優れた技術でホームランを打ちまくっていて、野球の楽しさを全て凝縮したような「大谷のプレイを見たい」と思わせてくれる選手です。
山本由伸
2023年オフにメジャー挑戦するとも言われている、オリックスの山本由伸投手。
現在2年連続で沢村賞受賞中と日本プロ野球界では頭一つ抜けた存在で、ピッチャーに必要な全ての要素を高次元で持っている好投手です。
ストレートの強さと制球力は当たり前のように備えていて、変化球も決め球にできるぐらいの高いレベルで数種類持っており、変幻自在の投球ができるのがポイント。
佐々木朗希
2022年に完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手。
「令和の怪物」とも呼ばれています。
まだフルシーズン投げたことはないものの、持っているポテンシャルは抜群。
最速165キロのストレートと高速フォークが武器でありながら高い制球力も持ち合わせていて、ほぼ完成形に近い好投手です。
数年後にメジャーに行くことは間違いないと見られています。
他にもダルビッシュや前田健太など数々の名投手がいますが、ここでは割愛します。
【野球】ピッチャーの役割とは?求められる能力を解説!有名選手は誰?【まとめ】
この記事では、ピッチャーの役割や求められる能力を解説し、最後に有名なピッチャーについて紹介してきました。
ピッチャーは投球によって失点を最小限に抑えることが役割で、非常に責任重大なポジションです。
ピッチャーに求められる能力は多岐にわたりますが、主にストレートの速さ、制球力、効果的な変化球を備えていると優秀と言われます。