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【プロ野球】FAとは?取得条件や仕組みをわかりやすく解説!

【プロ野球】FAとは?取得条件や仕組みをわかりやすく解説!

オフシーズンになると盛り上がるプロ野球の話題と言えばFA(フリーエージェント)。

ニュースでFAと聞くけど、正直詳しくは分からないという方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、FAの取得条件や仕組みについてわかりやすく解説していきます。

目次

【プロ野球】FA(フリーエージェント)とは?

FAとは一定期間を一軍でプレイすることで得られる、国内もしくは海外のどの球団とも契約できる権利のことを言います。

モグルくん

一言で言うと、どこでも移籍できるようになる権利のことです。

FAは自動的になるわけではなく、権利を持つ選手は、日本シリーズ終了翌日から7営業日以内にFA権行使を表明する必要があります。

これがいわゆる「FA宣言」です。

国内FAと海外FA

FAには2種類あり、国内FAと海外FAがあります。

国内FAは国内球団へのみ移籍が可能になる権利で、海外FAはメジャーを含めた国内外全球団へ移籍が可能になる権利です。

2022年オフで言うと、海外FA権を行使した千賀滉大投手がニューヨーク・メッツへ、国内FA権を行使した4選手が以下のように国内移籍を果たしました。

  • 森友哉(西武→オリックス)
  • 伏見寅威(オリックス→日本ハム)
  • 嶺井博希(横浜→ソフトバンク)
  • 近藤健介(日本ハム→ソフトバンク)

一般的にFA移籍すると年俸が上がると言われており、選手にとっては自分の年俸を上げる最大のチャンスとなります。

一方で、球団側はFAを見越したチーム作りが必要になり、FA獲得球団は人的補償リストに気を遣う必要が出てきます。(後述)

【プロ野球】FAの取得条件は?

前述の通りFAには国内FAと海外FAの2種類があり、種類によって取得条件が変わってきます。

詳しく条件をまとめた表がこちら。

種類取得条件
国内FA高卒選手:一軍登録日数8年
大卒・社会人選手:一軍登録日数7年
海外FA全選手が一軍登録日数9年

国内FA、海外FAどちらとも一度宣言すると、2度目のFA取得まで4年が必要になります。

先に取得する国内FAで宣言してしまうと、海外FAまで4年待たなければならなりません。

そのため、メジャー移籍を考えている選手は国内FA権はスルーし、海外FA取得まで待つ必要があります。

一軍登録日数とは?

一軍登録とは、支配下登録70名の中から29人を一軍に出場できる選手として登録することを言います。

FA権の取得に関しては、一軍登録日数145日を1年としてカウントします。

1年の間に145日を超える日数が登録されても、超過分を翌年以降に持ち越すことはできません。

例えば、150日一軍登録されていても1年分としてカウント。超過分の5日は持ち越されず切り捨てられます。

もし仮に145日に満たないシーズンが複数ある場合は、それらを合算し145日に達するごとに1年とカウントできます。

例えば、一軍登録日数が90日と60日の年があった場合、合算して150日となり1年とカウントされます。

また、クライマックスシリーズの出場もカウントされるため、もし出場できると登録日数に上乗せが可能になります。

故障者選手特例措置制度

メジャーリーグにおいては、故障者リスト(IL)に入っている選手もサービスタイム(一軍登録日数)にカウントされます。

日本のプロ野球における故障者リストに似た制度が、故障者選手特例措置制度です。

故障した選手の一軍登録日数が145日に満たない場合、一定の条件をクリアすることで、60日までを上限に一軍登録日数を加算してくれるというものです。

この制度によってFA権を取得した選手は過去に複数人おり、下記の通りです。

  • 福留孝介(2007年)
  • 大村直之(2008年)
  • 多村仁(2008年)
  • 松坂大輔(2015年)

【プロ野球】FAの仕組みやルールをわかりやすく解説!

FAのルールは意外と細かく、過剰なマネーゲームを阻止するという名目で年俸や契約金には制限がかけられています

契約金

FA宣言した選手は残留や移籍する際、年俸とは別に契約金をもらうことができます。

契約金にもルールが定められており、それがこちら。

FA宣言後に残留契約金額に上限なし
FA宣言後に移籍契約金額は年俸額の半額が上限

日本ではFA契約の詳細内容は公開されず、総額〇〇億円と報道されるため、契約金がいくらという情報はほぼ出てきません。

年俸

FA宣言した選手の年俸にもルールがあり、FA契約1年目の年俸は現状維持が上限となります。

一方で契約年数や出来高ボーナス、FA契約2年目以降の年俸には制約はありません

例えば、ソフトバンクにFA移籍した近藤選手の2023年の年俸は7億円とも言われていますが、実際は現状維持の2億5500万円である可能性が高いです。

その分2年目以降の年俸が上昇していくような契約になっていると思われます。

金銭補償と人的補償の仕組み

FAで選手を獲得した球団は前所属球団に対し、その選手の年俸ランクに応じて金銭や選手で補償しなければならない場合があります

選手の年俸ランクは下記のように定義づけられます。

ランク外国人選手を除いたチーム内年俸順位
Aランク1~3位
Bランク4~10位
Cランク11位以下

人的補償は、FA獲得球団がプロテクトした選手28人に加えて、ルールにより指名できない選手を除いた中から自由に選択して選手を獲得できるものです。

人的補償で指名できない選手の一覧がこちら。

  • 28名のプロテクトリストに入った選手(人的補償リスト)
  • 外国人選手(日本人扱いになった選手も含む)
  • 直近のドラフトで獲得した新人選手
  • 育成契約選手

FAの補償に関しては、年俸ランクと人的補償の有無に応じて補償内容が変わってきます。

ランク人的補償なし人的補償あり
Aランク年俸額の0.8倍の金銭補償年俸額の0.5倍の金銭補償
人的補償
Bランク年俸額の0.6倍の金銭補償年俸額の0.4倍の金銭補償
人的補償
Cランク補償不要補償不要
2度目以降のFAの場合は、金銭補償額が半額になる。

例えば、直近ソフトバンクに移籍した近藤選手はAランクであり、日本ハムは人的補償ありを選択しました。

そのため、日本ハムは金銭補償として前年年俸額(2億5500万円)の0.5倍、1億2750万円を獲得。

さらに人的補償として田中正義投手を獲得しました。

現在、田中投手は日本ハムのクローザーになっているので、近藤選手を失ったことは大きかったものの、一方で大きな収穫もあったと言えます。

一方で、海外FAについてはメジャー球団からの補償規定はなく、日本球団への補償なしで優秀な選手を取られている状況です。

何らかの補償規定が整備されることが待たれます。

【プロ野球】FAとは?取得条件や仕組みをわかりやすく解説!【まとめ】

この記事では、FAの取得条件や仕組みについてわかりやすく解説してきました。

FAとは、一定期間を一軍でプレイすることで得られる、国内もしくは海外のどの球団とも契約できる権利のことです。

日本のFAにはまだ改善点があると里崎氏などの元プロ野球選手から指摘されており、今後も改善を繰り返していくものと思われます。

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