2023年シーズン途中でエンゼルスが電撃獲得し話題になったルーカス・ジオリト投手。
シーズンオフにはFAになり、その後どうなったのか気になる選手の一人です。
この記事では、ジオリト投手の2024年の年俸額や過去の年俸推移、現在の契約内容やこれまでに稼いだ総年俸額について紹介していきます。
ルーカス・ジオリトの2024年の年俸額は?
ルーカス・ジオリト投手の2024年の年俸額は21億6000万円です。
2023年のジオリト投手は2度の移籍を経験。
まずはホワイトソックスからエンゼルスへ移籍したものの、結果を出せずにリリースされ、ガーディアンスへ移籍しました。
そんな中でも自己最多の33先発、184.1回を投げたものの防御率4.88、WHIP1.31と成績は振るわず。
これにより29歳でのFAという一番大型契約を得やすいタイミングだったにもかかわらず、2年総額3850万ドルという契約にとどまってしまいました。
ルーカス・ジオリトの2023年の年俸額は?
ルーカス・ジオリト投手の2023年の年俸額は12億4800万円です。
【2023年】ルーカス・ジオリトは年俸ランキングで何位?
MLB全体 | 134位 |
ロサンゼルス・エンゼルス | 6位 |
先発投手 | 52位 |
ジオリト投手の年俸ランキングはMLB全体で134位、先発投手の中では52位。
エンゼルスのチーム内では、レンドン、トラウト、大谷、アンダーソン、レンフローに次ぐ6位に位置します。
ルーカス・ジオリトの年俸推移と年度別成績【ナショナルズ/ホワイトソックス/エンゼルス/レッドソックス】
ルーカス・ジオリト投手の年俸推移と年度別成績がこちら。
年度(満年齢) | 所属 | 年俸(ドル) | 年俸(日本円) | 成績 | 特記事項 |
---|---|---|---|---|---|
2016(22歳) | WSH | $108,147 | 1300万円 | 6試 0勝1敗 防6.75 | 契約金$2,925,000 |
2017(23歳) | CWS | $119,843 | 1400万円 | 7試 3勝3敗 防2.38 | – |
2018(24歳) | CWS | $555,000 | 6600万円 | 32試 10勝13敗 防6.13 | – |
2019(25歳) | CWS | $573,000 | 6900万円 | 29試 14勝9敗 防3.41 | – |
2020(26歳) | CWS | $232,222 | 2800万円 | 12試 4勝3敗 防3.48 | – |
2021(27歳) | CWS | $4,150,000 | 4億9800万円 | 31試 11勝9敗 防3.53 | – |
2022(28歳) | CWS | $7,450,000 | 8億9400万円 | 30試 11勝9敗 防4.90 | – |
2023(29歳) | CWS LAA CLE | $10,400,000 | 12億4800万円 | 33試 8勝15敗 防4.88 | – |
2024(30歳) | BOS | $18,000,000 | 21億6000万円 | – | 2年契約1年目 |
- WSH:ワシントン・ナショナルズ
- CWS:シカゴ・ホワイトソックス
- LAA:ロサンゼルス・エンゼルス
- CLE:クリーブランド・ガーディアンス
- BOS:ボストン・レッドソックス
実質毎年2ケタ勝っている安定的な先発投手
ジオリト投手は2018年に先発ローテーションに組み込まれてから、短縮シーズンだった2020年を除く全ての年で2ケタ勝利を継続しています。
ジオリト投手の持ち球は、150キロ前後のストレートとスライダーに加えて、決め球としてチェンジアップがあります。
- ストレート:51.5%(150キロ)
- スライダー:19.0%(136キロ)
- カーブ:5.0%(127キロ)
- チェンジアップ:24.6%(131キロ)
近年はストレートと決め球のチェンジアップの割合が減り、スライダーの割合が多くなっているのが特徴です。
カーブは若い頃は10%近く投げていましたが、近年はほとんど投げない球種となりました。
イニング数は平均170回前後とイニングを食えるわけではないものの、年間30登板前後を防御率3点台後半でまとめる投手です。
【2023年】オフにFAのためファイヤーセールでトレード
ホワイトソックスのエースだったジオリト投手ですが、2023年7月26日(現地時間)にエンゼルスへトレード。
というのも、ジオリト投手は2023年オフにFAになります。
そのため、ア・リーグ中地区4位でプレイオフ進出が絶望的になったホワイトソックスから、FAで出ていかれる前にプロスペクトと交換する形で放出されました。
いわゆる「ファイヤーセール」です。
ルーカス・ジオリトのFAにおける市場価値は?
Spotracによると、ジオリト投手のFAでの契約総額予想は5年総額$98,732,090(約118億円)。
平均年俸は$19,746,418(23億7000万円)。
成績で比較した場合、マーカス・ストローマン投手やケビン・ガウスマン投手より1ランク劣る投手という評価になっています。
選手名 | 防御率 | WHIP | WAR |
---|---|---|---|
マーカス・ストローマン(2020-2021) | 3.02 | 1.15 | 3.46 |
ケビン・ガウスマン(2020-2021) | 3.00 | 1.06 | 5.09 |
ルーカス・ジオリト(2022-2023) | 4.35 | 1.33 | 1.8 |
ルーカス・ジオリトの現在の契約内容は?
ジオリト投手は2023年オフにFAとなり、レッドソックスと2年総額3850万ドル(46億2000万円:1ドル120円換算)の契約を締結。
各年度の年俸額は下記の通りです。
年度(満年齢) | 年俸(ドル) | 年俸(日本円) | 特記事項 |
---|---|---|---|
2024(30歳) | $18,000,000 | 21億6000万円 | 2年契約1年目 オフにオプトアウト可 |
2025(31歳) | $19,000,000 | 22億8000万円 | 2年契約2年目 |
2026(32歳) | $14,000,000~ | 16億8000万円~ | 条件次第で延長 |
1年目終了時点でオプトアウト可
ジオリト投手の契約は2024年シーズン終了時点でオプトアウト(契約破棄)可能。
2023年の成績があまり良くなかったために、24年に復調すればもっと大型契約を取れるという思惑が見受けられます。
2026年は条件次第で契約延長される
2026年は条件次第で球団側、もしくは相互オプションとなっています。
条件 | オプション | 2026年の年俸額 |
---|---|---|
2025年に140投球回投げられなかった場合 | 球団側の延長オプション | $14,000,000 |
2025年に140投球回以上投げた場合 | 相互延長オプション | $19,000,000 |
いずれにせよ球団側の意向に依存するため、ジオリト投手に決定権はない契約延長オプションとなります。
もし2024年オフ時点でオプトアウトすれば、このオプションは消滅します。
ルーカス・ジオリトの生涯年俸は?
ジオリト投手の生涯年俸は53億4200万円です。
項目 | ドル | 日本円 |
---|---|---|
ドラフト契約金 | $2,925,000 | 3億5100万円 |
総年俸額 | $41,588,212 | 49億9100万円 |
生涯年俸 | $44,513,212 | 53億4200万円 |